コモディティとは
(画像:pixabay)
「コモディティ」は英語の「commodity」をそのままカタカナにした言葉です。日本語に置き換えづらい言葉ですので、以下に具体的な例を挙げながら解説していきます。
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コモディティの意味は「広く用いられ、一般的になった商品」
広く用いられ多くの業者が参入することで一般的になった商品が「コモディティ」です。「製品パッケージごとの差別化が難しい商品」と言い換えることもできます。 ただし、「ガソリン」にも「ハイオク」などの差別化商品があります。「お米」も「コモディティ」と言えますが、ブランドによる差別化が存在します。「完全なコモディティ」は存在しないと言ってよく、一般性の程度がとくに高いものを「コモディティ」として扱うわけです。
「コモディティ化」という言葉でよく使用される
「コモディティ」とされる商品も初めは特別な製品であるのが常です。つまり、「コモディティ」は特別な製品が一般化したものなのです。この一般化のことを「コモディティ化」と呼びます。 「コモディティ」度の低い特別な製品も、開発競争によっていつかは「コモディティ化」していきます。変化の速い現代においては、「コモディティ化」が至るところに見られ、ビジネスにとって大きな意味を持ちます。したがって、石油や穀物などの安定した「コモディティ」を論じるとき以外には、「コモディティ」よりも「コモディティ化」が話題の中心になります。