LVMHがティファニー買収で合意
- 買収金額は162億ドル
- 当初の金額から約12%増の金額
- 買収による狙いはアメリカの市場拡大か
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【関連記事】ティファニー買収の経緯
ルイヴィトン親会社・LVMHがティファニー買収へ約1兆5000億円を提案。10月26日、アメリカの有名ファッションブランド「TIFFANY&CO」(ティファニー)に対して、ヨーロッパの巨大ファッションブランド複合企業「LVMH」(エルヴェエムアッシュ モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)が買収提案をしたと複数メディアが報じました。
買収金額は162億ドル
ルイヴィトンなどを擁するLVMHがティファニーの買収に合意したと発表しました。 買収金額は163億ドルで日本円にして約1兆7600億円となります。 2019年10月頭より買収のLVMHが提案を行っており、一時は不調に終わる可能性も指摘されていましたが、両社の同意に至りました。
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最初の提示額より12.5%引き上げ
当初LVMHは一株当たり120ドルを提案していましたが、ティファニーが評価額の低さを指摘していました。 今回の買収では一株当たり135ドルの提示となり12.5%買収価格をつり上げたことになります。 またティファニーの25日の終値は125.51ドルで買収価格は約8%を超える水準となりました。
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買収による狙いは
LVMHの買収の目的はジュエリー部門の強化であるとの見方が強まっています。 現在LVMHはショーメやブルガリ、フェンディなどを擁しています。
LVMHのアメリカ市場拡大
ティファニーはアメリカの歴史ある宝飾ブランドです。 今回の買収でアメリカ宝飾市場での拡大を狙います。 LVMHは現在アメリカ市場での売り上げが25%ほどを占めていますがウォッチ・ジュエリー事業では約5%ほどと大きく伸ばせていません。 今回の買収によってアメリカの宝飾業界でのシェア拡大を目指します。
ティファニーの業績不振
2019年第二四半期の決算では全ての地域において売り上げを減少させました。 株価も減少傾向で伸び悩む状態が続いていました。 しかし未だブランド力は健在であることやLVMHとの相乗効果などによって業績回復が期待されています。