コンソーシアムとはなに?意味や使い方、実在するコンソーシアムなどわかりやすく解説します!

 

「コンソーシアム」の意味は「複数の組織が集まり共通の目的を持ち活動するもの」

コンソーシアムとは、「複数の組織が集まり共通の目的を持ち活動する集団」という意味を持つ言葉です。 英語Consortiumはラテン語に由来する言葉で、そこから言葉の意味が時代の変化とともに様々に派生しました。 今では、「協会」「組合」「連合」という意味、資金を提供する集団という意味で「借款団」「融資団」という意味を持つようになっています。

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「コンソーシアム」の具体例

経済活動には、政府・会社・銀行などが大きく関わっています。また、このような組織は、大学やNGOのような非営利組織と協力することもあります。 こうした様々な組織や団体が共通の目的のもとに集まった集団を「コンソーシアム」というのです。 つまり、複数の集団が同じ目的のもとに協力して作るグループを「コンソーシアム」と呼びます。

 

大学等の「コンソーシアム」

大学は研究機関ですから、多様な知識が豊富に蓄積された機関です。 そのため、大学と協力してコンソーシアムをつくることで、大学に蓄積された知識を社会に還元しようという試みが様々な地域で行われています。 大学と地域社会、行政、産業界などとコンソーシアムをつくることによって、地域の発展や活性化を目指しています。 大学を中心としてコンソーシアムを作ることが、今までになかったような革新的な製品が生み出されたりすることで、社会がより発展していくことになります。

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企業の「コンソーシアム」

企業同士でもコンソーシアムをつくる活動は活発です。 企業間コンソーシアムは、複数の企業が協力して研究開発を行うことで、それぞれの企業の強みを活かしてこれまでにない革新的な製品を生み出せる可能性があるのです。 コンソーシアムをつくることによって、複数の企業で協働のデータベースを作り、所属する従業員の健康管理のために活用したのです。

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金融機関の「コンソーシアム」

金融機関でコンソーシアムを結成する場合、新しい決済手段などを共通でつくる場合が多いです。 金融機関同士が協力して特定の目的のもとにコンソーシアムを結成することがあります。 コンソーシアムを結成することで、必要な資金を共同で捻出できるため、1つの金融機関ではできないような大きなプロジェクトもできるようになる点もコンソーシアム結成のメリットです。

先端技術などに関する「コンソーシアム」

新しい技術を生み出すことは非常に時間とお金がかかります。そうしたコストを複数の企業・大学・団体などが協力してコンソーシアムをつくることで、効率的に最先端技術を生み出すことが狙いです。 コンソーシアムの結成によって、効率的に時間と費用をかけ、最先端の技術を生み出していきます。

 

まとめ

世界各国で様々なコンソーシアムの事例が存在しており、政治的・経済的・社会的なメリットを生み出しています。 近年では、コンソーシアムも結成も盛んとなり、様々な目的のためにコンソーシアムが結成されるようになっているので、コンソーシアムという言葉の意味をきちんと理解しておくことが大切です。