費用対効果の意味・英語表記・計算方法など紹介します!

費用対効果とは

コスト

コスト(画像:Unsplash

ビジネスではコストを支払って設備投資・仕入れ・マーケティング・採用活動を行いますが、費用に見合ったリターンがなければコストを支払う意味がありません。 ここでは費用対効果の英語表現などを交えて、正しい意味を確認します。

スポンサーリンク

費用対効果の意味は「広告等にかけた費用に対してどれほど効果があるか」

費用対効果とは「広告などにかけた費用に対してどれほどの効果があるか」という意味です。 営利活動ではあらゆる場面でコストをかけてさらなる利益獲得を目指し、コストに対して大きな利益が得られれば費用対効果は大きくなり、ビジネスとして正しい選択となります。 一方でビジネスでは確実に利益が得られる保証はなく、かけたコストよりも売上高が少なくなってしまうこともあり、この場合は赤字になってしまうため誤った選択となります。

 

費用対効果の英語は「cost performance」

「費用対効果」は英語に訳すと「cost performance」となり「コストパフォーマンス」と読みますが、日本語の「費用対効果」も英語の「cost performance」も意味は全く同じです。 英語の場合の類語表現に便益(Benefit)と費用(Cost)の頭文字をとって「B/C(ビー・バイ・シー)」という表現がありますが、こちらは公共事業について言う時に使います。 また、日本語の場合はまれに対費用効果、費用対効果比ということもあります。

スポンサーリンク

費用対効果の使い方と例文

例文

例文(画像:Unsplash

営利目的で活動するビジネスではリターンが見込まれない部分にコストを掛けてしまうと、自社のキャッシュが無くなってしまいます。 ここで挙げる例文を通して費用対効果という言葉の使い方や、正しい判断のために必要な考え方を確認して下さい。

スポンサーリンク

広告

広告戦略を考える場合は広告費に対してどれだけの売上が見込まれるかを考え、その売上から費用を差し引いて見込まれる利益を考えます。 ・新しい広告戦略で見込まれる費用対効果を算出してほしい。 広告に関わる場面ではこのように言われることがよくありますが、広告の成果を決めるのはキャッチコピーやデザインなので、広告にコストをかける前に成果が見込めるか注意深く分析する必要があります。 一般的に新しい広告については少ない費用で広告テストを行い、高い成果が見込まれる広告ができてから大きな資金を投じます。

設備投資

設備投資の場面では新しい設備の価格とそこから得られるリターンを考える必要があります。 ・この機械は安いので費用対効果が高そうだ。 低価格で設備投資を行っても設備自体のスペックが低ければ生み出す商品の質も低くなりますし、高性能な設備を購入しても社員が使いこなせなければコストがかかるだけで、以前と商品の品質が変わらなくなることもあり得ます。 設備投資の際は投資効果を最大限高めるために、どのように付加価値を生み出すか仕組みについても考えるとよいです。

 

費用対効果の計算方法

計算方法

計算方法(画像:Unsplash

費用対効果は利益を生み出す上で根幹ともなる考え方なので、言葉の意味を知っているだけではなくどのように計算するかを知り、実践で使える必要があります。 費用対効果の算出の基本は「利益÷費用」ですが、ここで紹介する広告や設備投資など算出する場面によっては正味の利益と費用も計算する必要があります。

広告における費用対効果

広告における費用対効果の計算には、広告費と売上高を使います。 例えば広告費が60万円、売上高が90万円だったとすると、「90万円(売上高) − 60万円(広告費) = 30万円(利益)」となり、費用対効果は「30万円(利益) ÷60万円(広告費) = 50%」となります。 また別の広告では広告費が50万円、売上高が120円だった場合、同様に計算すると費用対効果は140%になり、こちらの方が費用対効果が高い広告となります。