東芝がニューフレアのTOB成立
東芝がニューフレアテクノロジー完全子会社化
-
東芝がニューフレアテクノロジーを成立させHOYAはTOBを断念
-
ニューフレアテクノロジーを完全子会社化した東芝の狙いとは
-
東芝PS、西芝電機の子会社3社を完全子会社化で生まれるシナジー
HOYAがニューフレアに敵対TOBへ。東芝子会社を狙う目的とは?2019年12日13日、HOYAはニューフレアテクノロジーを敵対的TOBで取得する予定であると発表しました。HOYAによると、ニューフレアテクノロジーの株式の52.40%を保有する東芝デバイス&ストレージ(東芝G)がTOBに応募することを条件に実施する考えで、ニューフレアテクノロジーとは現時点で協議を開始していないとしています。
スポンサーリンク
ニューフレアのTOBを目論んでいたHOYA
HOYAは昨年からニューフレアテクノロジーの筆頭株主である東芝側と買収に向けた協議を進めていましたが、東芝側から買収の決め手となる回答が得られなかったため今回のTOBに至った模様です。 HOYAはニューフレアテクノロジーの買収によって、自社が長年培ってきた光学技術へのシナジーを期待していました。
HOYAのTOB成立はなくなる
HOYAの発表によると、昨年の12月13日に公式に発表されたフレアテクノロジーの普通株式の買い付け提案に対し、東芝及び東芝デバイス&テクノロジーは反対の意見を表明していました。 そのためHOYAは、ニューフレアテクノロジーの株式を1株12,900円でTOBを行う方針を固め両社に対して提案してきました。 しかし、東芝デバイス&テクノロジーはニューフレアテクノロジー株式の公開買い付けを進める方針をHOYA側に伝え、今月15日に東芝機械が買い付けに応募したことでHOYAによるTOBの成立はなくなりました。
スポンサーリンク
ニューフレアは東芝の完全子会社化へ
東芝デバイス&テクノロジーがニューフレアテクノロジーのTOBを成立させたことによって、同社は東芝の完全子会社になります。 これで親子上場は解消され、両社間の意思疎通の迅速化や経営資源の効率的かつ積極的な活用が可能となります。また、東芝デバイス&テクノロジーはニューフレアテクノロジーの持つマルチビームによるマスク描画装置の技術力に期待しています。 東芝はグループ内での競合を防ぐ目的もあるとし、この分野の企業価値向上を目指す考えです。