日進月歩(にっしんげっぽ)の意味や由来を解説!類語や対義語・例文も紹介!

日進月歩の読み方は「にっしんげっぽ」

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「日進月歩」はテレビや新聞、雑誌などでよく見聞きする四字熟語です。特に文明や技術開発分野などで多用されおり、座右の銘としている人も多いことでしょう。 「日進月歩」の読み方は音読みが基本で「にっしんげっぽ」です。発音する際には「に」の音で上がり「っしんげ」から下がり「っぽ」に続きます。

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日進月歩の意味や由来

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「日進月歩」は日常会話で頻出するものではありませんが、比較的広く知られている四字熟語です。しかし意味を問うと、「日に日に進歩する」「月を経るにつれて進歩する」と答える人が多いと言われています。 ここでは「日進月歩」の意味並びにその由来について説明します。正しく覚えて、適切に使えるようにしておいてください。

 

日進月歩の意味は「日ごと月ごとに進歩すること」

「日ごと・月ごとにとどまることなく、急速に進歩する」というのが、「日進月歩」の意味です。「進歩のスピードが速い」「常に進歩する」ことを指して使われることが多いです。 しかし「日進月歩」が使われるようになった頃は「日に日に、さらには月ごとに見ると良い方向に進み変わっている」という意味で使われていたという説もあるそうです。

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日進月歩の由来

「日進月歩」の由来ですが、「日進」という言葉は古代中国で書かれた「天論」に記述があります。しかし「月歩」はなく、日本古来の説話にも登場しません。 四字熟語のほとんどに語源や由来があるものですが、「日進月歩」に限っては語呂の良い組み合わせになるようにつくられたと考えられています。その際「日~月~」に2つに分けた「進歩」を交互に組み合わせたという説が有力です。

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日進月歩の使い方や例文

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「日進月歩」は主に、「文明や技術開発が発展する」という意味で用いられます。そのためニュースなどで見聞きする機会が多いのです。しかし「日進月歩」は座右の銘としている人も多くその場合は違う意味となります。 ここでは「日進月歩」について、例文を取り上げながら使い方を詳述します。

文明や技術開発の発展を表す「日進月歩」

まず、「日進月歩」を「文明や技術開発の発展」という意味で使うケースです。 ・医療技術の進化は日進月歩なのだから、諦めずに適した治療方法を探していきましょう。 ・情報デバイスは日進月歩で変化していくので、順応するのに苦戦しています。 「日進月歩」を使うのは、「進化」と言い切れる肯定的なシーンでだけと覚えておくことです。日に日に悪く変化していくケースには「日進月歩」は使いません。

 

座右の銘として使われる「日進月歩」

「日進月歩」は、座右の銘として用いられることが多い四字熟語でもあります。その場合は「間断なく進化する」という意味で用いていることでしょう。 ・日進月歩を座右の銘として、日々コツコツと努力することで周囲に認められるようになりたいです。 ・私の理想は日進月歩です。そのためにはどんな時にも精進し続ける姿勢が宇可決だと考えています。 座右の銘として「日進月歩」を使う場合、言い切ると自信家だと誤解されることがあります。特に就職面接の際には、前後に謙虚さを表す文章を加えることをおすすめします。

日進月歩の類語

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「日進月歩」には様々な類語があります。「日進月異」や「とんとん拍子」「飛躍的」「日就月将」「秒進分歩」などです。 中でも使われる頻度が多い「日進月異」「とんとん拍子」「飛躍的」の3つについて、例文を取り上げながら解説します。ニュアンスの違いを覚えて、使い分けに役立ててください。