前田道路が特別配当を実施へ
前田道路が前田建設工業から敵対的TOB
-
前田道路は総額約530億円の余剰金配当か
-
前田道路の今後は不透明、東証は注意喚起を行う
-
前田建設工業の総合インフラサービスG創設はなるか
オリエンタルランドが自社株TOB。ディズニー値上げの目的や今後の展望は?ディズニーリゾートなどを運営するオリエンタルランドは、今月30日に同社のウェブサイトを通じて、自己株のTOBをおこなうと発表しました。買付は三井不動産が持つ株式の一部で、応募予定数は普通株式1,500,000株、買付価格は1株あたり13,830円、最大で207億7440万円を上限としています。
スポンサーリンク
総額530億円程度の配当か
前田道路は2020年4月14日に臨時株主総会を開催し、同年3月6日の基準日時点の株主に対して1株650円の剰余金、総額535億73百万円の特別配当を実施する予定です。 配当金の総額は、基準日時点の株主構成により算出したもので、構成変動によって価格変動する可能性があるとしています。 また、通常の3月31日の期末を基準とする配当予想(100円)に変更はないと述べています。
前田道路は大幅反落
この報道を受けて前田道路の株価は大幅反落し、前日19日の3,710円から20日は3,400円(前日比-8.36%)まで下げています。 東証は、前田道路の特別配当という不透明な情報が流れたことで、同社株の取引に注意喚起を行いました。 前田道路が発表した特別配当は、2020年3月期に予定している配当総額約85億円の6倍程度の規模になると見られています。
スポンサーリンク
前田建設の敵対TOBへの反発
本件特別配当は、前田建設が掲げる「総合インフラサービス企業グループ」創設のための敵対的TOBへの反発と見られています。 特別配当の実施によって前田道路の純資産は目減りし、結果企業価値を下げることでTOBに見合った企業価値を引き下げる狙いがあります。前田建設工業は1月21日より前田道路の普通株式を1株3,950円で取得することを明らかにしています。