「広告」の英語表現を徹底解説!例文なども合わせて紹介!
広告の表し方は5種類
「広告」の英語表現としてパッと思いつくものには「ad」や「advertisement」などが思い浮かびますが、他にもいくつか「広告」に当たる英単語が存在します。 この見出しでは「広告」にあたる英単語を5種類紹介しますが、どれも一度は耳にしたことがある言葉なので、改めてここで意味を確認しておきましょう。
一般的に広告は「advertisement」
「広告」の最も一般的な英語表現は「advertisement」です。 「advertisement」は「広告」という概念を表し、様々な形式の広告を意味します。「広告」と言いたい時の最も簡単な表現と覚えておきましょう。 また他の単語と併せて使用し、「job advertisement(求人広告)」「product advertisement(商品広告)」「real estate advertisement(不動産広告)」など様々な形で表現できます。
「advertisement」の略記は「ad」
「ad」は「advertisement」の最初の2文字をとった略語で、意味は「advertisement」と全く同じです。 「ad」は単体で使うこともありますが、「ad tech(アドテク:広告技術)」「ad EXPO(アドエキスポ:広告博覧会)」「ad agency(アドエージェンシー:広告代理店・広告会社)」 「ad biz(アドビズ:広告ビジネス)」のように使用することもあります。 ちなみに「ad」はアメリカ英語での略し方で、イギリス英語では「advert」と略されることもあります。
テレビなどの広告は「commercial」
「commercial」の場合は日本と同じように、テレビやラジオ番組の途中で流れる広告のことを言います。 日本ではテレビやラジオ番組の途中で流れる広告をCMとも言いますが、これは「Commercial Message」の頭文字をとったものです。海外では「Message」を省略します。「CM」は和製英語のため、英語圏ではCMとは言わず必ず「commercial」と言います。 ちなみに「commercial」はもともと「商業用の」「営利目的の」という形容詞です。
ビラやチラシは「flyer」「poster」「bill」
日本語の「ビラ」や「チラシ」は英語では「flyer」「poster」「bill」と言います。 「flyer」は「チラシ」のことを指す一般的な単語で、「手に取れる広告物」のことです。「poster」も広告ですが、「掲示物」というニュアンスが含まれます。「bill」は手に取ることができる「flyer」よりも小さい広告物を言います。 ただし「bill」には「勘定書(レシート)」や「紙幣」という意味もあるので、「広告」という意味で使う場合は「handbill」と言った方が正確に伝わります。
宣伝は「publicity」
「publicity」は「宣伝」「広報」という意味の英単語です。 「advertisement」は商業目的・利益目的の情報発信という意味になり、「publicity」は利益目的以外の情報発信も含みます。つまり、意味のカバー範囲では「publicity(情報発信全般)>advertisement(利益目的の情報発信)」という構図が成り立ちます。 「publicity」には利益目的の情報発信の他に、「CSR活動報告」「定期刊行物」「プレスリリース」「IR(投資家向け情報)」「各種メディアでのインタビュー対応」「講演会」なども含まれます。
広告の様々な使い方や例文
「広告」に関する単語の意味は理解できたでしょうか。「広告」という概念・実際の広告形式によって様々な表現方法があります。 ここからは前の見出しで紹介した単語の実際の使い方について紹介します。前の見出しで説明した内容を確認しながら読み進めてみてください。
ネット広告/web広告
「ネット広告」は英語で「online advertising」「Internet advertisement」と言います。 ・We have started online advertising to expand sales channels. (販路拡大のためにネット広告を始めた。) 例文では「ネット広告を始めた」という形で使われています。また「advertising」は「ad」と略しても構いません。
新聞広告
「新聞広告」は英語で「Newspaper advertisement」と言います。 ・The effects of newspaper advertising are getting smaller and smaller. (新聞広告の効果はますます小さくなっている。) 例文では「The effects of newspaper advertising」で「新聞広告の効果」と表現されています。
広告代理店
「広告代理店」は「advertising agency」と言います。 ・The number of web advertising agencies are increasing. (ウェブ広告代理店が増えている。) 例文では「agency」という名詞が複数形になって「agencies」となっています。また直前の「web」と合わせて「ウェブ広告代理店」という意味で使われています。
広告運用
「広告運用」は「advertising operation」と言います。 ・Advertising operations require extensive knowledge. (広告運用には幅広い知識が必要だ。) 「advertising」は「広告を出すこと」、「operations」は「運用する」「管理する」という意味です。この2つの単語を併せて「広告運用」となります。
広告掲載
「広告掲載」は「advertising」と言います。 ・Advertising costs. (広告掲載にはお金がかかる。) ここまでにも「advertising」という単語が何度か出ましたが、これは「広告を出す」という「行為」を表す名詞です。一方、「advertisement」は広告という「概念」を表す英単語なので、2つの単語の区別に注意しましょう。
広告の効果
「広告の効果」は「ad effects」と言います。 ・Let’s decide the publication based on the expected ad effect. (見込まれる広告効果をもとに出稿先を決めよう。) 「ad」が「advertisement」の略で「effects」が「効果」という意味の英単語なので、併せて「広告効果」と言う意味になります。
広告を出稿する
「広告を出稿する」は英語で「publish an advertisement」と言います。 ・This was the first time we published a television ad. (初めてテレビ広告を出稿した。) 例文では「television」を加え、「advertisement」を「ad」と略して「テレビ広告」となっています。「publish」は「出稿する」という動詞です。
まとめ
まとめ(画像:Unsplash)
「広告」に関わる英語表現は非常にたくさんありますが、特に使い分けに注意すべき単語は「advertising」「advertisement」と「flyer」「poster」「bill」です。 この記事で紹介した意味の区別ができれば問題ないので、しっかりと覚えておきましょう。