神戸クルーズ会社が民事再生手続き
観光クルーズ船「ルミナスルーズ」が民事再生法を申請
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新型コロナウイルスの影響で団体客のキャンセルが増加
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大阪北部の自然災害や燃料費の高騰も経営を圧迫
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新型コロナウイルス感染関連の倒産が相次ぐ日本経済
フーターズが民事再生法を申請。フーターズの倒産の原因は急速な店舗拡大か。フーターズはアメリカ発祥のカジュアルレストランで、日本では株式会社エッチジェーが2006年8月にライセンスを取得し、2010年より赤坂見附駅前に国内1号店を開店しました。その後銀座店、大阪店、福岡店など出店を進めていきましたが売上は振るわず、2019年の福岡店の閉鎖とともに株式会社エッチジェーは倒産しました。今回はフーターズの民事再生法申請について解説します。
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新型コロナウイルスの影響でキャンセルが続出
関西地方の企業で新型コロナウイルス関連の倒産は「ルミナスクルーズ」が初めてで、負債は約12億4,300万円であることが明らかになっています。 自然災害や燃料費の高騰に加え、1月からの新型コロナウイルスの影響で団体客のキャンセルが続出し、厳しい経営に拍車をかけました。同社によるとインバウンドの影響は少ないとしていますが、感染拡大の余波で国内の団体観光客減が破産の決め手となった模様です。
3月2日以降のクルーズ船は休止
ルミナスクルーズの発表では、ルミナス神戸2は3月2日以降の運行を休止するとしています。既に予約している顧客には、神戸港のレストランクルーズ「コンチネント」への振り替えを予定しています。 同社によると、3月5日および同7日に債権者説明会を開催する予定で、既にギフト券を購入し、支払を済ませている顧客向けには両日ともに午前10時から、その他の債権者向けには同日の午前11時からを予定しています。
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新型コロナウイルス流行前から経営が悪化していたルミナスクルーズ
ルミナスクルーズは新型コロナウイルス流行前から経営が悪化しており、ピーク時の2009年5月期の売上高11億円から、2019年5月期は約8億6900万円まで減少していました。 同船は国内最大級の高級レストランシップで、ブライダルなどに使われ好評でしたが、自然災害や燃料の高騰で経営が悪化していました。