いきなりステーキは社長・一瀬邦夫のワンマン経営に問題か?大量閉店で背水の陣。

経営悪化のいきなりステーキ。

いきなりステーキの業績悪化問題とは

  • 浮き彫りになったいきなりステーキ経営悪化
  • 社長のワンマン経営が一因か
  • 急速な店舗拡大と値上げによる客離れ
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2019年に入り大きく売り上げが減少

2013年のオープン以来大躍進をとげてきたいきなりステーキは2019年に入り大きく売り上げを減少させ、危機的ともいわれています。 店舗を倍々に増やし続け、2017年の株価は一時期8,000円代の高値をつけて10倍にも跳ね上がっていましたが、2018年の4月以降は売上高の前年割れが続いています。 さらに2019年10月は前年同月比41.4%減の売り上げとなり、従来の今年度黒字予想から一転して25億円の大幅赤字予想を発表しました。

 

年末年始に大量閉店

いきなりステーキは高品質の厚切りステーキをファストフード感覚で手軽に食べられる新業態として、グラム単位で量り売りする独自のオーダーカットシステムや立ち食いスタイルが話題を呼び売り上げを伸ばしてきました。 しかしブームに乗って同業他社が増えたことで斬新さがなくなり顧客が飽きてしまったこと、ペッパーフードサービスの対応のずさんさが浮彫りになり大量閉店を余儀なくされています。 2019年4月にオープンしたばかりの浜松三島店やテコ入れをして生牡蠣を販売した虎ノ門店、銀座六丁目店などを含み年末年始にかけて44店の閉店を決定しています。

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いきなりステーキ社長・一瀬邦夫に問題か?

「いきなりステーキは回転寿司のように日本の食文化をつくる。」と自信を持っていた一瀬邦夫社長はワンマン経営ではないかと度々物議を醸しています。 店頭に等身大サイズの写真を掲げ、CMやYouTubeに自ら出演する一瀬邦夫社長の行動に問題はないのか詳しくみていきます。

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テレビで物議を醸した一瀬邦夫

2018年7月に民放のTV番組がいきなりステーキの快進撃と人気の秘密を紹介した際に、一瀬邦夫社長のワンマンぶりが垣間見えて物議を醸しました。 一瀬邦夫社長は社内朝礼の際に100名を超える社員に大きな声で1から番号を言わせて点呼を取り、しかも社長の納得するまで何度も続けられる軍隊さながらのシーンが放送されたのです。 「ピシッと決まれば気持ちいいから。」と語った社長の言動に、いきなりステーキはブラック企業ではないのかとネット上でも騒がれネガティブなイメージがつきました。

直筆のお願いを店舗に掲載

また2019年12月にはいきなりステーキの各店舗に社長直筆の「社長からのお願い」が掲げられ物議を醸しました。 「お客様のご来店が減少しております」「このままではお近くの店を閉めることになります」と赤裸々に現状を告白し再起を図ったものの、「日本初の」「食文化を発明」「大繁盛」と自画自賛した文面に人々の反発を買いました。 社長のプライドの高さゆえに世間からの同情を集められず、結果的に企業のイメージダウンに繋がったといえます。また今回は世間から注目されるだろうと予想される中、直筆のお願いを店舗に掲げる施策にストップをかけられなかった経営体制が垣間見え、社長のワンマンぶりがうかがえます。

 

いきなりステーキの展開

2013年12月5日東銀座に1号店をオープン以降破竹の勢いとされたいきなりステーキは、高級フレンチを圧倒的なコストパフォーマンスで提供して話題になった「俺のフレンチ」をヒントにしたといわれています。 一過性のブームとして明暗をわけた原因は何だったのか、いきなりステーキオープン以来の展開について振り返ります。

急速に拡大した店舗数

当初より「アクセルを踏むべき時」として500店の全国展開という目標を掲げ店舗数を増やし続けました。 売り上げが好調だった2017年は188店舗、翌年には386店舗と拡大し、2019年には210店の出店を計画していましたが、業績悪化に伴い115店へと計画変更を余儀なくされています。 既に売上高の前年割れが始まる2018年以降も出店数を増やしたのは、次々に集客率が落ち続ける既存店の売り上げを新規出店によってカバーしようとしたものでした。