「work on」はビジネスでよく使う表現!使い方を解説します。

 

「work on」の意味は「取り組む」「働きかける」

「work」は単体でよく使われるイメージがありますが、様々な前置詞をとってイディオムを作ることも多い単語です。そのうちの1つが「work on」です。 「work on」は「取り組む」「働きかける」という意味です。「on」という前置詞は「〜の上で」と訳されることが多いのですが、本来は「接触している」「連続している」というニュアンスです。 この接触・連続のイメージの「on」と「働く」という意味の「work」がつながることで「何かが作用し続けている状況を生み出す」、つまり「働きかける」という意味になります。

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ビジネスシーンにおける「work on」の使い方と例文

前述したように「work on」は「取り組む」「働きかける」という意味なので、同僚を説得する時や励ましたい時などにとても便利な表現です。 ここでは「work on」のビジネスシーンでの使い方を例文とともに紹介するので、ぜひ覚えてみてください。

 

「work on」はプロジェクトを紹介するときに使う

「work on」はプロジェクトを紹介する際に使うことができます。 ・I am working on this project. (私は今このプロジェクトに取り掛かっています。) ・We are working on launching our new business. (私たちは新しいビジネスの立ち上げに取り掛かっています。) 上司や取引先に「今、何をやっているか」ということを説明したい時に使うことができます。また、「あれ終わった?」と聞かれた時に「I’m working on it.」と答えると「今やっています。」という返事になります。

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「work on」はプロジェクトメンバーを説得するときに使う

「work on」はプロジェクトメンバーを説得する際にも使うことができます。 ・Come on, let’s work on the project together. (頼むよ、一緒にプロジェクトに取り掛かろう。) ・Could you please work on the design of our website? (私たちのウェブサイトのデザインを手がけてくれませんか?) また、「I will work on it first. 」は「私がまずやってみます。」という意味なので、「次はあなたがやってください。」と説得する際の表現の1つとして知っておきましょう。

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「work on」の類似表現

続いて「work on」の類似表現を見てみましょう。「work on」の類似表現として「grapple with」と「handle」の2つを紹介します。 それぞれ「work on」との細かなニュアンスの違いも説明しているので、ぜひ「work on」と合わせて使いこなせるようになってください。

grapple with

「work on」の類似表現として「grapple with」が挙げられます。「grapple」は「取り組む」「取っ組み合う」という意味の動詞です。 ・I am grappling with solving the bug now. (今、私がそのバグの解決に取り掛かっています。) ・If you leave the problem, it will be harder to grapple with. (問題は放置しておくと、取り組むのがさらに大変になる。) 「grapple with」は「work on」と違い、「難しい、問題となっている課題に取り組む」というニュアンスがあります。

 

handle

「work on」の類似表現に「handle」も挙げられます。「handle」は「取り扱う」「取り組む」という意味で使われる動詞です。 ・Don’t worry, I am handling the issue. (心配しないで、その問題には私が対処しています。) ・Let me handle this. (私にこれをやらせてください。) 「work on」との違いは、「handle」には「自分のコントロール下に置いている」というニュアンスが含まれていることです。「思い通りに物事が進んでいる」と言いたい時や「完璧にやりたい」という意思を示したい時には「handle」を使いましょう。

まとめ

「work on」は「取り組む」「働きかける」という意味のイディオムです。積極的な姿勢を表すことができる言葉なので、同僚を励ましたい時や自分が担当しているプロジェクトについて話す時などに使うことができます。 ビジネスマンは「work on」を覚えておくと表現の幅が広がるので、類語表現の「grapple with」「handle」と一緒に使い方を身につけておきましょう。