valid(ヴァリッド)の正しい使い方や例文を解説!シーン別にご紹介!

「valid」の読みと意味

「valid」は形容詞ですが、日本語に訳す際にニュアンスを伝えるのが難しい言葉の一つです。「強い」並びに「力があること」を意味する、インド・ヨーロッパ祖語の「*wal」が語源とされ、複数の意味を持ちます。 「valid」はビジネスの場で使うことが多い言葉なので、その読みと意味はしっかり理解しておきましょう。

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「valid」の読みは「ヴァリッド」

「valid」の発音記号は「vǽlid」で、「ヴァリッド」と読みます。発音の際の分節は「vǽ-li-d」の3つで、難易度が高いです。 「vǽ」と発音する時には、上の前歯で下を噛むイメージで「v」を、「ǽ」はアとエの中間になるよう意識します。「li」は、前歯の裏の歯茎に舌の先をつけ、ウとルを同時に出すイメージで「l」を、「i」はイとエの間の音になるように発音します。「d」は前歯の真裏の歯茎に舌をつけ、息を破裂させるイメージで「ドゥ」と言います。

 

「valid」の意味は「有効な」「妥当な」

「valid」は形容詞なので、いろいろな意味で使われます。英和辞書で調べると、「有効な」「妥当な」と書かれているのが一般的です。 ただし、同じ意味を持つほかの単語と違い「議論や理由などの根拠が確かである」というニュアンスを持ちます。そのため、法律用語として使われることが多いです。「合法的な」あるいは「正式に手続きした」という意味を併せ持つことから、切符や文書、合意事項に使われます。

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ビジネスシーンにおける「valid」の使い方

根拠が確かである、あるいは合法であることを前提に「有効な」「妥当な」という意味で使われる「valid」は、パスポートや保険証、各種金券、クーポンやポイントなど、個人が協定契約を結ぶ時にも使われます。 それと同時に、ビズネスシーンでもよく登場する言葉です。そこで、ビジネスシーンではどのような使われ方をするのか、説明します。

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契約の確認

「valid」は、契約の際に使われることが多い単語です。 ビジネスの場では、以下のように使われます。 ・This contract is still valid.(今でもこの契約は有効です。) ・These quotes are valid for 1 months.(この見積書は1カ月間有効です。) 個人の契約であっても、「valid」が使われることがあります。 ・The insurance contract will be valid from May 1 this year.(この保険契約は、今年の5月1日から有効です。)

会議での主張

「valid」は、会議やディスカッションの際に、自己主張したい時にも使われます。 議論を進める時には、 ・You theory isn’t valid.(あなたの理論には根拠がありません。) ・This arqument isn’t a valid.(この議論には妥当性がありません。) という使い方をします。 会議で出た意見やアイデアに賛同する時には、 ・This is a valid point of view.(この視点には十分根拠がある。) という使い方になります。

 

「valid」の類義語

(画像:Unsplash

「有効な」「妥当な」を意味する「valid」には、類義語があります。「effective」や「Reasonable」が、それにあたります。 とはいえ、「effective」や「Reasonable」は「valid」とはニュアンスが異なるので、例文を交えながら説明します。

「valid」の類語の「effective」

「valid」と同じ「有効な」を意味する単語に「effective」があります。ニュアンス的には、「有効な」というより、「効力がある」という使われ方をすることが多い形容詞です。 ・The drug is effective in the treatment of Kidney trouble.(この薬は腎臓病の治療に効果があります。) ・They took effective measures to develop the project.(彼らはこのプロジェクトを発展させるため、効果的な手段を講じました。) このように「effective」は、人や物に対して用いることもある単語です。