「transparent」はビジネスで使える!意味だけでなく例も交えて解説!

 

「transparent」の意味と語源

ルーツ

ルーツ(画像:Unsplash

「transparent」は「透明な」という意味の単語ですが、これは物理的な意味でも概念的な意味でも使うことが出来ます。 ここでは具体的な使い方を見る前にその意味や語源から、正しいニュアンスを確認してこの単語の理解を深めていきます。

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「transparent」の意味は「透明な」

「transparent」の意味は「透明な」という意味の形容詞で、物理的に「隔たりがなく先を見通せる様子」をいう単語です。そこから派生して主張や論理について「物事の結果や結果に至るまでの過程全てを見通せる」といったニュアンスでも使われます。 形容詞として使う場合は「transparent water(透明な水)」のように後ろに名詞をつけて使うことが多いですが、「transparent」のみで「透明性」という意味の名詞として使うことも出来ます。

 

「transparent」の語源

「transparent」の語源はラテン語の 「transpareo(透けて見える)」という単語です。「transpareo」を音節で分けると、それぞれ「trans(通して)」、「pareo(見える)」という意味になります。 英語の「transparent」も「trans-par-ent」と3つの音節で構成され、それぞれ「trans(超える)」「par(見える)」「ent(形容詞の語尾)」という意味になります。またアクセントは第2音節「par(見える)」に付きます。

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「transparent」はシーンによって様々な意味を持つ

様々な意味

様々な意味(画像:Unsplash

「transparent」の「透明な」という意味は物理的な意味でも、概念的な意味でも使えます。 ここでは「企業の状態」「意思決定」「IT業界」という3つのシーンで概念的な意味で「透明」と使われる場面と、ファッション業界で物理的な意味で「透明な」と使われるシーンを、例文を交えて説明しております。

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シーン①企業の状態

企業の状態について「transparent」を使う場合は、消費者・従業員・取引先・投資家などの関係者に隠し事をせずに、必要な情報を開示できている状態を言います。 ・Transparent companies are preferred by investors. (透明性のある企業は投資家に好まれる) 株式投資の世界では四半期に一度開示される「決算短信」の他に自社HPでIR情報を提示したりと、投資判断に関わる情報の開示が求められます。 そうした情報を定期的に発信する企業は投資家から好まれます。

シーン②意思決定

意思決定について「transparent」を使用する際は、その決定を含め決断までの論理展開が明確で筋が通っている様子のことを言います。 ・The presentation needs a transparent claim that the audience can be convinced. (プレゼンでは聴衆が納得できる透明性のある主張が必要だ。) ビジネスでは社内外問わず自分の意見や企画をプレゼンする機会が頻繁にありますが、プレゼンの際は意思決定の過程や論理展開に透明性が求められます。

 

シーン③IT業界

IT業界で「transparent」を使用する場合は「透過的な」と訳され、「お互いのシステムやレイヤーが影響しあわない」という意味になります。 ・A transparent system enables smooth PC work. (透過的なシステムがスムーズなパソコン作業を可能にしている。) PCなどの端末は、人が触ることのできる物理的な部分から端末内部のソフトウェアまでが層を構成していますが、各層で行われる処理を気にせずに作業できることでスムーズに業務ができます。

シーン④ファッション業界

ファッション業界で「transparent」を使う場合は物理的に「透明な」という意味で、重ね着した際に下に着ている衣服が透けて見える状態のことを言います。 ・This year’s trend is a transparent coordination. (今年の流行は透け感のあるコーディネートです。) 透け感のあるコーディネートにはシースルーファッションが当てはまります。女性のセクシーさが演出できる一方で、着る人の体型がごまかせないので取り入れる時は注意が必要です。