添削(てんさく)の意味や注意点・類語との違いなど解説します!

 

添削とは

添削

添削(画像:Unsplash

仕事で資料を作ったり筆記試験対策で答案を作った時、上長や先生に「添削」してもらうことがあります。 この記事では「添削」という言葉の意味や「添削」をする際のポイントを見ていきますが、まずはこの見出しで、添削の基本的な意味や英語表現をしっかりと理解していきましょう。

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添削の読み方は「てんさく」

「添削」は「てんさく」と読みます。 「添」は音読みでは「テン」、訓読みでは「そえる」「そう」と読む漢字です。そして「削」は音読みでは「サク」、訓読みでは「そぐ」「けずる」と読みます。 つまり「添削」は、どちらもそれぞれの漢字の音読みとなっています。日常会話でも目にすることがある漢字ですので、読み方を間違えないようにしっかりと確認していきましょう。

 

添削の意味は「文章などをよりよくするため元の文章に加えたり削ったりすること」

「添削」は「文章などをより良くするため元の文章に加えたり削ったりすること」という意味です。これは「添(そえる)」「削(けずる)」というそれぞれの漢字からもイメージできます。 ただし意味に書かれているように「添削」といった場合、その対象は「文章」に限定されます。商品の試作品の改善作業などでは「添削」とは言いません。プレゼン資料・契約書・内容証明書・メールの文章など、添削の対象は文章のみです。

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添削の英語は「correction」「rewrite」

「添削」は英語では「correction」「rewrite」となります。 ・I will ask the superior a correction in the presentation materials for next week. (来週のプレゼン資料の添削を上長に依頼する。) 例文では「correction」が使用されています。「correction in〜」で「〜の添削」という意味なので、「presentation materials(プレゼン資料)」の添削という意味になっています。

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添削の類語

類語

類語(画像:Unsplash

「添削」は「添(そう)」「削(けずる)」から、「文章などをよりよくするため元の文章に加えたり削ったりすること」でした。 ここからは添削の類語を6つ紹介します。それぞれの漢字について少しずつニュアンスが異なりますので、違いに注意しながら読み進めてみて下さい。

添削と修正の違い

まずは「修正(しゅうせい)」ですが、これは「良くない点を直すこと」という意味です。 ・確認した資料の誤字脱字を修正しておきました。 「添削」も「修正」も文章に手を加えることは同じですが「修正」という場合は「間違っている部分を正しく直す」というニュアンスになります。一方で「添削」は「間違っているところが無くても手を加えて更に良くする」場面でも使うことが出来ます。

 

添削と改削の違い

次は「改削(かいさく)」ですが、これは「文章を改めたり削って直すこと」という意味です。 ・提出物は改削が少なくなるようにこころがけよう。 「改削」の場合は意味からも分かる通り、必要な内容を書き加えることはありません。あくまでも「間違いの修正」と「不要な部分の削除」が目的です。つまり「修正」と「文章の簡素化」がセットになったものが「改削」とイメージすれば分かりやすいと思います。

添削と筆削の違い

「筆削(ひっさく)」は「書き加えたり書き改めたりすること」という意味で「添削」と同義です。 ・模擬テストの答案を先生に筆削してもらった。 「筆削」には「添削」のように「書き加える」に相当する字はありませんが、文をより良くするために「書き加えること」と「削ること」という両方の意味が含まれます。ただし、「添削」ほど一般に知られている言葉ではないので、「添削」を使った方が意味は伝わりやすいです。