「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」の正しい使い方は?意味や例文をわかりやすく解説!

「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」の意味は美しい女性の姿を花に例えたもの

「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」は美しい女性を形容する時に使われることわざです。 芍薬のようにピッと立ち、牡丹のようにしなやかに座り、百合の花のように堂々と歩く女性の様子を比喩を用いて表しています。 いついかなる時でもひと目を惹いている様を表す、女性への褒め言葉の中でも最上級に位置する言葉です。

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「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」の由来は諸説あり

「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」ということわざが生まれた由来には諸説あります。詳しく見ていきましょう。

 

「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」の由来は花の特徴

女性に対して比喩を用いた褒め方は数多く存在します。 「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」は三つの花を用いて、どんなときでも美しい女性の姿を形容しています。 それぞれの花が咲いている姿を、女性が立つ、座る、歩く動作に当てはめたのが由来だとする説が有力です。 芍薬はしゃんとまっすぐに咲き、牡丹は横向きに花を付け、百合は風に揺られてそよぎます。 これが転じて、まっすぐに立っている様子は芍薬のように凛としており、座れば牡丹のように艶やかで可憐、歩けばそよぐ百合のように華やかだ、という褒め言葉になっています。

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「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」の由来は花の鑑賞の仕方

もう一つの説は花の鑑賞の仕方からきているというものです。 芍薬は立ち止まり、牡丹は座り、百合は歩きながら眺めることで、美しい花の姿を鑑賞できるといわれています。 それが転じて、もっとも美しい鑑賞方法をとったときの姿が美しい、というように女性の美しさを表す形容詞として使われるようになりました。

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「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」の由来は生薬の薬効

もう一つの説では生薬としての効果が由来になっているともいわれています。 「立てば芍薬」という部分は、芍薬がいらいらを抑える効果を持っていることから「気が立っている」状態には芍薬が効果的だ、という観点が由来になっています。 「座れば牡丹」は座ってばかりいる女性の瘀血状態を改善する牡丹の効果が元になっています。 瘀血とは腹部に血液が貯まっている状態を指し、牡丹の根の皮の部分を摂取することで改善できると言われています。 「歩く姿は百合の花」は、百合のようにへなへなと歩く女性を心身症として捉え、心身症改善に効く百合の花が組み合わさっていると言われています。

「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」のビジネスでの使い方

ビジネスの現場でも「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」を用いることは可能です。 しかし、使うタイミングや相手はかなり慎重に選ばなければなりません。詳しく見ていきましょう。

 

社外の取引先の方をたてるときに使う

社外の取引先や関係者の女性を立てる際に用いる言葉です。 女性に対して最上級の褒め言葉ですので、ビジネスの場で用いても不自然ではありません。 「〇〇さんはまさに、立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花という言葉がぴったりですね」 というようにスマートに女性を褒めることができます。 初対面ではなくある程度の信頼関係を築いてから用いるようにしましょう。

社内で女性に直接言う場合は要注意

社外だけでなく社内の女性に対しても用いることができます。 しかし、女性の容姿を褒めるときに注意してほしい点として「距離感」を理解する必要があります。 普段あまり会話をしていなかったり、さほど親密でない関係の女性にいきなり使うのは不自然ですし、場合によってはセクハラと捉えられかねません。 使っても問題のない距離感を掴んでから口に出すようにしましょう。