タスクとは?意味や類語から管理方法、共有方法まで解説します!

タスクとは

(画像:Unsplash

タスクが「仕事」という意味だというのは、何となく理解している人が多いでしょう。しかし、仕事を表す言葉は他にもたくさんあります。 日々使う日本語だからこそ、正しい意味を把握しておきたいものです。 タスクのニュアンスが正しく理解できるよう、日本語や英語の類語とどのようなニュアンスの違いがあるかも解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

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タスクの意味は「作業、仕事」

タスクの意味はこなすべき「作業」や「仕事」です。タスクが表すのは一つ一つの作業としての仕事であり、広い意味での仕事という意味で使われることはありません。 たとえば、「新商品の情報について他部署に確認をとる」「議事録を作成して共有する」「顧客に質問された内容を調べて回答する」「表紙デザインを考える」といった作業がタスクです。「営業」など自分の仕事の種類や、「Aという商品の企画開発」など今現在取り組んでいる仕事を表すときに、タスクは使いません。 大きな意義のある仕事、挑戦すべき仕事というよりは、日々こなしていくべき作業をタスクという言葉で表現します。そのため、義務感をともなうもの、時に面倒だと感じられるものを指すことが多いという特徴があります。

 

タスクは英語の「task」に由来

ビジネスシーンで使うタスクという言葉は、英語の「task」に由来します。英語の「task」は、動詞もしくは名詞で用いられます。動詞の場合は「仕事を与える」「負荷をかける」という意味です。名詞の場合は「仕事」「任務」「役割」「務め」といった意味で使われます。 「task」の他に仕事を表す英単語として、「job」や「work」があります。「task」「job」「work」の違いを順番に確認しましょう。 「task」は日本語のビジネスシーンで使われるのと同様に、細分化された一つ一つの作業を表します。それに対して、「job」はタスクよりも大きなまとまりとしての仕事や職業を表します。相手の職業を尋ねる場合や、仕事にやりがいを感じているといった場面では、「job」を使いましょう。 さらに広い意味で仕事を表現する場合は、「work」を用います。「work」という言葉を使うと、一つ一つの作業ではなく、より抽象的なニュアンスが強調されます。職業にかかわらず一般論として「仕事とは」といった内容を語るときは、「work」がふさわしいでしょう。

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タスクの類語は「プロジェクト、課題」

タスクの類語には、「プロジェクト」「課題」があります。それぞれの意味と、タスクとのニュアンスの違いについてしっかり確認しましょう。 プロジェクトも、ビジネスシーンで耳にすることの多い言葉です。プロジェクトはタスクよりもう一段大きなまとまりとして使われることの多い言葉です。プロジェクトは、とある目的・ゴールを達成するためにチームを組んで取り組むのが一般的です。 これに対して、タスクが表すのは、日本語でも英語でも一つ一つの作業としての仕事です。まずプロジェクトという枠組みがあり、その中に実際にこなすべき作業としてのタスクがあると覚えておきましょう。 「課題」はタスクと似た言葉で、置き換えて使うこともできます。しかし、課題というと「乗り越えるべきもの」「達成すべきもの」というニュアンスが強調されます。これに対して、タスクは日々のルーティン業務など、こなすのに時間はかかるけれど決して難しくはない作業も含まれます。 「プロジェクト」や「課題」との意味の違いを理解し、タスクという言葉を正しい場面で用いるようにしましょう。