さわやかのハンバーグになぜ人々は熱狂するのか?

ビズキャリ編集部

1分でわかるさわやかの「ハンバーグ」

「さわやか」ハンバーグとは

  • ハンバーグを求めて客が殺到している
  • 静岡限定のチェーン店
  • 新たなブランディングとして注目されている

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なぜそこまで並ぶ?さわやかの「ハンバーグ」の人気の秘訣。

(画像:Unsplash

「さわやか」のハンバーグ目当てに、多くの人々が行列を作る様子を見たことがある人も多いのではないでしょうか。Twitterには行列に並んだとのツイートがされ、インスタグラムでは美味しそうに焼きあがったハンバーグの写真が多数アップされています。 なぜ「さわやか」のハンバーグは人を惹きつけるのかを解説していきます。

 

牛肉100%でこだわりの炭火焼き

「さわやか」のハンバーグは牛肉のみを使った贅沢なタネを使用しています。そのタネを炭火で焼き上げることによって、香ばしい風味を持たせているのです。 そして「さわやか」最大の魅力はテーブルの上で行われるパフォーマンスです。高温に熱した鉄板の上に乗せられたハンバーグにソースをかけていきます。 仕上げの行程が目の前で行われることで食べる人の食欲を増進させ、「さわやか」独自の演出を印象付ける狙いがあります。

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出店を静岡に限定

「さわやか」の店舗は静岡県にしかありません。知名度があるチェーンなので東京に出店しても成功は見込めますが、店の味を守るため敢えて全国展開をしないのです。 ハンバーグに使われている肉は加工工場から届いた分を当日中に使用しています。安心できる料理を提供するため、肉の鮮度を守ることが重要視されているのです。 また店舗を制限することでハンバーグの味だけでなく「静岡でしか食べられない」という特別感にも繋がっています。

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待ち時間をオンライン上で確認できるなどのオペレーションの最適化

「さわやか」では毎日のように1時間を超える行列が出来ています。休日には4時間を超える待ち時間が発生する場合もあるため、並ばずに食べるのは不可能に近いのです。 そんな状況を受けて「さわやか」では待ち時間がすぐに分かるシステムを導入しています。公式サイトには各店舗の待ち時間が一目で分かるデザインを採用し、空いている店に誘導しているのです。 また店舗を訪れた場合でも店頭にあるバーコードを利用すれば、外にいても自分が何組目なのか知ることが出来ます。

アウトレットや温泉など観光地周辺に立地している

「さわやか」の店舗の多くが観光地のほど近い場所にあります。静岡に遊びに来た帰り道などに利用する人が多いのはそのためです。 観光地の人気にあやかることで看板などが目に入る機会も増え、集客に繋がっています。実際にアウトレットモールのある御殿場インター店では、ショッピング帰りの客で賑わっています。 このように周辺店舗の人気を巧みに利用することで派手な宣伝はしなくとも、自然と人が集まるようになっているのです。

 

旅行やドライブのついでに訪れる人にとって最適な店となっている

「さわやか」には大きな駐車場が隣接されている店舗が多くみられます。都心から静岡までドライブしに来る客がメイン層だからです。そのため休日には車が入れないほど混雑します。 高速道路のICに近い店舗も多く、ドライブ客をターゲットにしているのが分かります。店舗の外で待てるのも他店舗に客を逃がさないためです。 しかし最近では駅のすぐ近くにも店舗を構えています。電車が主な移動手段となる学生たちにも利用しやすい店舗です。

さわやかは地域限定、数を売らず地道に顧客を口コミ等で獲得

(画像:Unsplash

日本人は「限定」という言葉に弱いとわれています。どんなブランドであれ「限定品」の一言があれば人が殺到することも多いのです。「限定品」目当てに早朝から並んでいる様子は見慣れた景色になりつつあるのではないでしょうか。 「さわやか」も同じように「限定」による特別感を演出しています。味の良さももちろんありますが、「限定」というワードに惹かれる人も多いのです。 今「さわやか」で行列が絶えないのは「限定」を大事に保ち続けていたからでしょう。