ロットの意味や使い方をよく使用するフレーズとともに紹介します!

ロットとは

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market(画像:unsplash

ビジネスに携わっていると「ロット」という言葉を耳にすることがありますが、あなたはこの「ロット」という言葉の正しい意味をご存知ですか。 この記事では「ロット」の使い方や例文も紹介していきますが、まずは「ロット」の意味や語源である英語表現について確認していきましょう。

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ロットは工場などで主に用いられる言葉

「ロット」とは「同一条件のもとで生産される製品の、最小製造・出荷単位」のことですが、製造業界で使われることが多い単語です。 この「ロット」を決めることで、生産作業や生産数管理を効率化することが出来るようになります。また生産の最小単位を決めることで規模の経済が働き、製品一つでは低い利益率を向上させることが出来ます。さらには利益率の最大化のためには「ロット」ごとの最適な生産量を決める必要があります。

 

ロットは単位のこと

「ロット」は先述の通りの意味ですが、実際に使う場合には「1ロット、2ロット」のように生産した製品の単位として使います。この1ロットが実際に商品いくつのことを言っているのかは、製造業者によって異なります。 ただし、「1ロット」と言った場合は必ず「同種の製品の最小単位」のこと言っているので、異なる製品の製造単位を言う場合には「製品Aを○ロット」「製品Bを△ロット」と分けて表現する必要があります。

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ロットの英語は「lot」

「製品の最小製造単位」の他に「人の群れ」「運命」「分け前」「沢山あること」などの意味があります。 ・We ordered 300 lots from the vendor. (仕入先に300ロット発注した。) 例文では日本語の「ロット」と同じ意味の「製造単位」として「lot」が使われています。「人の群れ」として使う場合は「A tough lot」で「タフな奴ら」のように使います。

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ロットの使い方と例文

plastic

plastic(画像:unsplash

ここまでは日本語と英語の「ロット」について基本的な意味を紹介してきましたが、どちらも基本的には「最小製造・納品単位」と考えておけば意味が理解しやすくなります。 ここからは「ロット」という言葉を使った熟語と、その使い方を例文を交えて紹介していきます。それぞれの意味をしっかりと理解しておきましょう。

ロット番号

「ロット番号」とは「同じ条件のもと製造された製品を管理するために使う番号」で、製造業者で作られた製品を梱包する木箱やダンボールなどに印字されている数字のことです。 ・ロット番号で製造状況を確認して下さい。 「ロット番号」は製品の製造単位に付けられた番号なので、その番号を社内のシステムに打ち込むなどすることで、いくつの製品が製造されたかなどの進捗を確認することが出来ます。

 

ロット買い

「ロット買い」とはBANDAI SPIRITSが全国で販売する「一番くじ」というキャラクターくじを、まとめて購入することです。 ・近くの本屋で一番くじをロット買いした。 ここまでの意味の説明から考えると、単純に商品をまとめて買うことと考えると思います。しかし「ロット買い」といった場合、一般的には「一番くじ」のまとめ買いに対してのみ使われています。

ロット生産

「ロット生産」とは、最小製造・納品単位に沿って生産することです。 ・小売業の製造業者は必ずロット生産を導入している。 小売業では商品の利益率が小さいため「ロット生産」で規模の経済を利用して利益率を上げる必要があります。通常扱う商品は複数あり、同じ機械で製造する商品を切り替える際の時間的なロスを減らすためにも「ロット生産」でまとめて同じ製品を製造することで効率的な生産が可能になります。