理路整然とは
理路整然(画像:Unsplash)
「理路整然」という言葉には、硬いイメージがあるでしょう。ですが、それだけではなく深い意味があることにも注目してみてください。 普段は使う機会があまりなくても、詳しくなることによって正しく使いこなせるようになれる言葉です。ぜひボキャブラリーの中に加えて、スムーズに使えるようにしてみてください。
理路整然の読み方は「りろせいぜん」
「理路整然」は「りろせいぜん」と読みます。どれも特に難しい漢字ではないため、読みにくいということはないでしょう。 「せい」と「ぜん」が連続しているところに違和感を抱くことがあるかもしれませんが、この場合の「然」は「自然」の「ぜん」と同じ読み方をしていると考えてください。
理路整然の意味は「考え、話などの筋道が通っているさま」
「理路整然」の意味は、「考え、話などの筋道が通っているさま」です。間違っておらず、まっすぐであるというイメージが正しいでしょう。 考えていることや話を相手に伝える時などに、脇道に逸れることなく、またわかりやすく、すっきりと丁寧に話すことができるというのも「理路整然」としているという意味に当てはまります。 「理路整然」とは、ひとつの考え方を進むことができるという意味なのです。
理路整然の由来
「理路整然」は、「理路」と「整然」の2つの言葉に分けることができます。 「理路」は物事や話の筋道という意味を持っており、「理」にも「路」にも、それぞれ「おさめる」「ととのえる」といった意味があります。「整然」は、「秩序が正しく整っている様子」を表しています。「整」にも「ととのえる」という意味があり、「然」には「そのとおり」という意味があります。 これらから、「理路整然」の意味が出来上がります。
理路整然の類語
理路整然(画像:Unsplash)
「理路整然」にはさまざまな類語があります。「理路整然」という言葉だけでは表しにくい時には、こういった類語を覚えておくと便利でしょう。 文章でも会話でも、「理路整然」を重ねて使わずに済むためにも類語を覚えておくことは非常に重要です。ビジネスシーンで多くの言葉を使えるようにするためにも、類語に触れておくことをおすすめします。
論理的
論理的という言葉は「理路整然」の類語です。 論理的とは、「論理にかなっているさま、きちんと道筋を立てて考えるさま」という意味です。物事を道筋立てて考えるという点で、「理路整然」と同様の考え方を意味します。 論理的に考える、論理的な思考といった使われ方をすることが多く、「理路整然」よりも「考え」という言葉に付随して使われることが多い言葉であることを覚えておくといいでしょう。
説得的
説得的という言葉も「理路整然」の類語です。 説得的とは、「相手にわかりやすく説明する」という意味です。この場合、「理路整然」と同様に筋道を立てて相手を説得するために説明するという意味合いが強いと考えてください。 説得的という言葉には、相手がいるという前提条件があります。説得したい相手に対して、論理を組み立ててその通りに説明していくというのが説得的という言葉の意味です。
理路整然の対義語
理路整然(画像:Unsplash)
「理路整然」の対義語は、数多くあります。ボキャブラリーを増やすためにも、ぜひ覚えておいてください。 「理路整然」としていないものに出会った時のためにも、対義語を覚えておく必要があります。対義語を使えるようにしておくことによって、公私ともに役立てることができるようになります。