リビドーとは？リビドーの意味・類語・例文など解説！

「リビドー」の類語は「本能・欲求」です。 本能とは、教育など環境によって身につく行動ではなく、生まれつき備わっている行動をいいます。欲求とは、突き動かされるように強く求めることをいいます。人間をはじめ、動物が生命を維持するために心の内に生まれる衝動を指すこともあります。 本能や欲求の中でも、特に性的なニュアンスを表すときに「リビドー」を使いますが、根本的な意味は本能や欲求と近いといえます。

「リビドー」の対義語は「デストルドー」です。デストルドーとは、死へ向かう欲望のことです。 フロイトは、「リビドー」を性に限らず幅広く生の欲望と位置づけました。そして、人間には生命維持に向かう「リビドー」だけでなく、その反対方向に向かう死の欲望、デストルドーも備わっていると考えました。 死の欲望とは、自分の死、他人の死の両方を含みます。そのため、自殺願望や攻撃衝動は市の欲望に由来します。

「リビドー」はもともとラテン語で欲望を意味し、精神分析学など学術において用いられる中で性的なニュアンスが付け加えられ、現代では一般的な性欲を表すこともあると解説しました。 続いて、「リビドー」の使い方について例文をまじえて解説します。

「リビドー」は単体で用いられるだけでなく、他の単語と組み合わせて用いられることもあります。「リビドー減退」とは、性欲が減ることをいいます。例文は下記の通りです。 ・主な原因はリビドー減退、精液量の減少などです。 ・副作用としてリビドー減退が起きたのは40例中12例だった。 「リビドー減退」は、主に医学や研究分野で用いられることの多い表現です。副作用を表記する場合にも使われます。