オリエンタルランドの株価が急落
1分でわかるニュースの要点
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入園料の大幅値上げ
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新型コロナウィルスも影響
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この苦境にどう出るか
ディズニーランド・ディズニーシーを運営するオリエンタルランドの株価が急落しています。 既に決定されていた4月からの入園料値上げに加え、新型コロナウィルスの影響による入場者数の減少は避けられないと見られています。 オリエンタルランドは果たして今までのような売上・利益を確保していけるのか、その手法が問われるところです。
日経平均株価が2万3000円を割る。新型コロナウイルスの経済的影響が顕在化。25日の日経平均株価が2万3000円を割る下落を見せています。原因は新型コロナウイルス感染の拡大による、経済に与える不安が広がっているためと見られています。安全と経済は密接な関係があるだけに、各方面とも不安の連鎖が起こり業績に影響をおよぼしています。最も影響が出ているのは中国を拠点とした製造業です。また、インバウンドの減少やイベントなどの中止にも既に影響がではじめています。
オリエンタルランドが自社株TOB。ディズニー値上げの目的や今後の展望は?ディズニーリゾートなどを運営するオリエンタルランドは、今月30日に同社のウェブサイトを通じて、自己株のTOBをおこなうと発表しました。買付は三井不動産が持つ株式の一部で、応募予定数は普通株式1,500,000株、買付価格は1株あたり13,830円、最大で207億7440万円を上限としています。
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オリエンタルランドの業績悪化のリスク
新型コロナウィルスの影響で多くの人が外出を控えている中、ディズニーランド・ディズニーシーは2020年4月からの入場料の値上がりが決定しています。 このような悪材料が重なってもなお、オリエンタルランドは業績を保つことができるのでしょうか?
アップルが新型コロナウイルスの影響で1~3月の売上高予想が未達の見通しに。米アップルは17日、1~3月の売上高予想630億ドル∼670億ドル(約6兆9千億円~7兆4千億円)が達成できない見通しであることを明らかにしました。中国内で流行する新型コロナウイルスの感染拡大が主力製品の製造・販売に影響しました。香港や台湾を含む中華圏の前年売上は135億7800万ドルと、米国、欧州に次ぐ巨大市場に成長していました。今回は新型コロナウイルスによるアップルの影響に切り込みます。
入園料の値上げ
オリエンタルランドは2020年4月からのディズニーランド・ディズニーシーの入園料を改定することを発表しています。 小人(4才〜12才の幼児・小学生)の個人向けチケット以外は全て値上げとなります。 昨年10月の消費税増税に伴う改定からわずか半年での再値上げにより、2016年3月までは6,900円だった現在7,500円のワンデイパスポート(大人料金)は、4月からは8,200円と大幅に上がってしまいます。
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新型コロナウイルスの影響
オリエンタルランドは公式ページ上でも来場者に向けて新型コロナウィルスの感染予防と拡散防止のための注意を呼び掛けており、キャストもマスクを着用するとしています。 新型コロナウィルスについては未だ収束の見通しがつかない状況で、多くの人が人混みを極力避けた生活をしています。 それは人気を誇る夢の国ディズニーであっても例外ではなく、心情的に当面は控える傾向が強いと思われます。