「何卒ご理解」の正しい意味や豊富な言い回しを例文を用いて紹介!

「何卒ご理解」の意味は「何かに対する了承を乞う」

「何卒ご理解」とは「何かに対する了承を乞う」時に使われます。「何卒」は「なにとぞ」と読み、「どうか」「どうにか」という意味を丁寧に強める時に使える言葉です。 ビジネスシーンでは「何卒ご理解」がメールの文面でよく見られ、予定変更をお願いする時や以前話していた内容と異なる要求をする時などに使います。

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「何卒ご理解」の豊富な言い回しと例文

次は、「何卒ご理解」を含んだ様々な言い回しについて説明します。 この見出しではビジネスの中の5つのシーンを想定して、「何卒ご理解」を使った表現を紹介します。例文と合わせて説明していますので、使い方や意味の理解を深めるためにぜひ参考にしてみて下さい。

 

「何卒ご理解 ご協力」の例文

(画像:Unsplash

まず1つ目の言い回しは「何卒ご理解ご協力」です。これはこちらからの要求を理解してもらい、それに協力してもらいたい時に使います。 ・工事による車線規制について、何卒ご理解ご協力頂きますようお願い申し上げます。 例文の場合は、これから始まる工事に伴って行われる車道の車線規制に対する理解と、規制された車線で行われる交通整理や迂回による渋滞緩和への協力を要請していることが読み取れます。

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「何卒ご理解賜ります」の例文

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「何卒ご理解賜ります」はこちらからの要求や提案への理解を乞う時に使う表現ですが、「ご理解いただきます」よりも更にかしこまった表現になります。 ・弊社料金プランの変更について、何卒ご理解賜ります。 例文の場合は自社の都合でサービスの料金プランを変更しており、顧客に迷惑がかかる事を考慮して「何卒ご理解賜ります」という改まった表現を使用しています。

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メールでの「何卒ご理解」の例文

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次はメールでの「何卒ご理解」の例文をご紹介します。 ・弊社の組織変更により御社の担当を変更させて頂きましたこと、何卒ご理解賜りますと幸いです。 この例文ではメール文の最後に「何卒ご理解」が使われています。この文は年度が変わるタイミングなどに組織編成が変更され、その都合でクライアントの担当が変更したことがうかがえます。ただし、自社の都合による担当変更なので丁寧な表現で理解を促しています。

謝罪の場面での「何卒ご理解」の例文

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次は謝罪の場面で「何卒ご理解」を使う場合の例文です。 ・ご回答が大変遅くなりましたことお詫び申し上げます。  また本件について、何卒ご理解頂ますようお願い申し上げます。 例文ではクライアントやお客様から受けていた質問についての回答に時間がかかってしまったことのお詫びと、回答内容について理解していただくことを丁寧に求めています。

 

ビジネスにおける「何卒ご理解」の例文

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最後はビジネスシーンにおける「何卒ご理解」の例文です。 ・貴社のご要望に添えかねますこと、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。 この例文はクライアントから新たな要求を受けているものの、それに応えかねる旨を伝えています。クライアントからの要望には出来る限り応えたいところですが、契約内容を逸脱する場合や自社サービスでは対応不可能な時は、その旨を理解してほしいことを丁寧に伝える必要があります。

「何卒ご理解」の類語や英語表記

英語表記(画像:Unsplash

ここまでは「何卒ご理解」の意味と具体的な使い方について説明してきましたが、最後にこの見出しで「何卒ご理解」の類語と英語表現について説明します。 類語についてはニュアンスの違いまで説明していますので、実際に使う時に使い方を間違えないようにしっかりと意味を理解しておきましょう。