モラハラ夫の特徴やその原因。正しい対処法や離婚を決意してからの流れとは。

モラハラとは

セクハラやパワハラ、マタハラ、カスハラなどいろんなハラスメントが社会に飛び交う中、最近はモラハラという言葉もよく聞かれます。これはモラルハラスメントの略で、モラルは「道徳・倫理」、ハラスメントは「嫌がらせ」という意味です。 嫌がらせ自体が反道徳的なことなので、「モラハラ」は相反する言葉をくっつけたような感じで、用語の作りからはわかりにくいかもしれませんが、「道徳に反した嫌がらせ」という意味になるようです。

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モラハラ夫の特徴

モラハラは夫婦の間で使われることが多く、モラハラ夫、モラハラ妻などと使われます。夫婦間ではDV夫が問題視されますが、これとの違いも気になるところです。モラハラ夫に見られる特徴を列挙してみましょう。

 

観察する・見下すような目つき

特徴の1つ目は妻の動きを逐一観察したり、見下すような目つきをしたりする行動です。ただ観察するだけならそれほど害はないといえますが、観察したあとはたいてい妻の行動にいちゃもんをつけるのが相場です。 また観察は後述する束縛とも関連しています。逐一監視されているような圧迫感を与えます。観察の目線が見下すような目であるのも嫌な点です。

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自分の非を認めない・自分から謝罪しない

モラハラ夫はとにかく自分が妻より優位に立っているという優越感に浸りたい性格の持ち主です。したがって妻と口論になって自分に非があってもそれを認めようとはしません。 ましてや自分から謝るなどありえません。客観的に妻が優位である場合は得てして逆切れして暴力を振るうか、もしくは自分の部屋に閉じこもって口を利かなくなるのいずれかです。

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共感しようとせず否定的態度をとる・徹底的に批判する

自分を優位にみる性格がもたらす欠点はほかにもあります。妻との同調性を欠いた態度をとり、妻を徹底的に批判することです。 モラハラ夫は妻の価値観を尊重しません。例えば妻が「これが好き」といったものに対して「そんなもののどこがいいんだ」といった態度をとるのが典型です。肯定しないだけならまだしも、批判するのはいら立つといった意見の妻も多いようです。

家庭内と外の態度が豹変する

さらに妻をいら立たせる言動があります。モラハラ夫は周囲から「自分をよく思われたい」「いい夫で通したい」と思っています。外ではにこやかな笑顔で温和な人格を演じますが、家に入ると態度は豹変します。妻に対して悪口や罵倒を浴びせかける始末です。まるで二重人格です。 これはモラハラ夫に限らず家庭内暴力をふるうDV夫にもいえる特徴です。だからモラハラ夫もDV夫も外部からは認識されにくいのです。

 

妻の行動を束縛する

そしてこれが最大の問題ですが、モラハラ夫は妻の行動を束縛しようとします。妻が友人と遊びに出たり外食しに出かけたりするのを妨害します。 「自分は毎日仕事で忙しいのに、主婦の君が遊びに行く必要はない」「子供が小さいのに家事を優先すべき」などと主張します。妻を自分のそばに置いておいて、所有物として監視しておきたいのです。しかしこれは自由の妨害ですから、人権の侵害です。

なぜ夫がモラハラするのか

ところでなぜ夫はモラハラをするのでしょうか。主には性格に起因するところが大きいといえます。また自身の養育環境によることもあるでしょう。いずれにせよ成人した男性ゆえ、なかなか性格を改善することは難しいという実情があります。