コクヨとプラスによるぺんてる争奪戦。コクヨは約45%の株式を取得。

コクヨとプラスによるぺんてる争奪戦。コクヨは約45%の株式を取得。

コクヨとプラスによるぺんてるの争奪戦

ぺんてる買収にプラスが参入

  • ぺんてるに対してコクヨが敵対的買収を始める
  • ぺんてるはプラスとの提携を望んでいる
  • TOB価格は上昇・ぺんてるは株主にTOB依頼の拒否を打診

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【関連記事】コクヨがぺんてるを狙う経緯は

コクヨが敵対的買収を狙う

コクヨは非公開株式であるぺんてるの株式を取得するために、マーキュリアインベストメントを使ってPI投資事業有限責任組合にぺんてる株式37.45%を移し同社を子会社する方法で、実質ぺんてるの株主になりました。 その後、ぺんてるは協力関係に合意していましたが、コクヨが株式の買い増しを進める敵対的な買収を始めたことで、コクヨに対する不信感を露にし批判する声明を出していました。

 

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プラスは以前から提携を狙っていた

ぺんてるはプラスとの提携に合意していましたが、株式の反対で立ち消えになったといわれています。コクヨは事実関係をぺんてるに確認しましたが、ハッキリした回答は得られませんでした。 コクヨはぺんてるの裏切り行為だと非難しますが、ぺんてるはコクヨとは他社との協議を制限するような合意はしていないと反論します。

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コクヨはTOB価格を3500円から3750円に引き上げ

(画像:Unsplash

プラスは12月10日を期限に1株3,500円で株式を買い付けていると明らかにしました。取得上限はぺんてるの独立性を守るため33.4%とし、最低でも20%を取得する考えです。 一方で、ぺんてるを連結子会社化したいコクヨは、TOB(株式公開買い付け)の価格を1株3,500円から3,750円に引き上げています。 ぺんてるは企業価値を高めるためには、より良い企業と協議することは当然であるという声明を出していて、暗にコクヨとの協業は拒否しプラスとの協業を目指していることを明かしています。