毅然の意味とは?毅然の使い方やその例、さらに対義語まで丁寧に解説します!

毅然の読み方は?

『毅然』という字は、『きぜん』と読みます。 特に「毅」という字は読み・書きともに難しく、漢字検定準1級で出題される問題だそうです。 『毅然』以外の使われ方としては、果毅(かき)、剛毅(ごうき)、剛毅果断(ごうきかだん)などがありますが、どれも難しい言葉ばかりですね。 また、名前に使われることもあるようで、有名なところでは、亀田興毅さんがいます。 毅然の「毅」は、亀田興毅の「毅」と覚えておくと良いかもしれません。

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毅然の意味とは

毅然の意味を調べると、次のように説明されています。

意志が強くしっかりしていて、物事に動じないさま。 (出典:https://kotobank.jp/)

意志が強い、物事に動じない、という2つのポイントがあります。 意志が強いというのは、相手に何を言われても、考えを曲げたり、妥協したりすることがないということです。 それだけ、自分の主義主張に自信があるという証拠ですね。 物事に動じないというのは、相手が威圧的であっても、人前で話すときであっても、怯んだり、動揺したりすることがないということです。 毅然と振る舞うには、自身だけでなく、肝が据わっていることも必要ということですね。

 

毅然の類義語

毅然の類義語には次のような言葉があります。

決然(けつぜん) 固く心をきめたさま。【例】決然たる態度 断固(だんこ) 周囲の状況や意見に左右されないさま。【例】断固として反対する きっぱり 態度をはっきりと決めるさま。【例】きっぱりとあきらめる (出典:https://kotobank.jp/)

「決然」や「きっぱり」との共通点は、「腹を決める」という点です。 腹を決める・・・つまり「自分はこうする!」と堅く決心することですね。 そして「断固」との共通点は、「ブレない」という点です。 覚悟を持って腹を決め、一度決めたら絶対にブレない、まさに毅然とした人の姿ですね!

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毅然の対義語

また、毅然の対義語には次のような言葉があります。

曖昧(あいまい) 態度や物事がはっきりしないこと。【例】曖昧な答え あやふや 物事がはっきりしないさま。あてにならないさま。【例】あやふやな返事 優柔不断(ゆうじゅうふだん) 気が弱く決断力に乏しいこと。【例】優柔不断な態度 (出典:https://kotobank.jp/)

「はっきりしない、腹が決まらない」という点が共通していますね。 態度がはっきりしない人、優柔不断な人は、周りから信用されません。 もちろん悩むことは必要なことですが、どこかで勇気を出して腹を決めなければいけない、ということですね!

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毅然を英語でなんという?

毅然という言葉・・・英語では何というのでしょうか? resolute 形容詞で「毅然とした、断固とした」などの意味があります。 a resolute attitude(毅然とした態度) hold one’s head high 『毅然としている』という意味を表す熟語です。 He holds his head high.「彼は毅然としている」

毅然を使い方・例文

毅然という言葉は名詞でもありますが、後ろに「とした」や「たる」などを伴って、連体詞として使われることが多いようです。 ここでは、毅然という言葉を使った例文をご紹介します。

 

「毅然とした対応」

自分の意志や考えをはっきりと伝える、敢然と立ち向かう、ということですね。 理不尽な要求をしてくる相手には、これが不可欠です。

「毅然な態度で臨む」

堂々とした態度で事に当たる、ということですね。 例えば人前で話すとき、おどおどしていたら何も伝わらず、逆に舐められてしまいますよね。 ハッタリでもいいので、堂々としていることが肝要、ということでしょうか。