闊達(かったつ)や自由闊達(じゆうかったつ)の意味や例文・類語や違いを解説します!

 

闊達の読み方は「かったつ」

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「闊達」の「闊」は音読みすると「かつ」、訓読みすると「うと(い)」「ひろ(い)」です。「達」は音読みすると「たつ」「たち」「だち」、訓読みは「たし」「とお(る)」「「とど(く)」です。 「闊達」は両方音読みを用いるので、「かったつ」となります。

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闊達(かったつ)の意味は「器が大きい・気前がいい」

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「闊達」の「闊」には「度量が大きい」「広い」という意味があります。一方の「達」は「通じる」「遂げる」「理解する」ことを指します。 この2文字が使われている「闊達」は、「器が大きい」「気前がいい」という意味です。

 

闊達(かったつ)の例文

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「闊達」は人の心のあり様を表現し、肯定的な意味合いで使われる言葉です。そのため「闊達な」という用いられ方をするのが一般的です。 ここでは「闊達な」を使う3つの表現について、例文を交えながら説明します。

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例文①闊達な人

最も使用頻度の高い表現といえば、「闊達な人」でしょう。「器が大きい人」「気前がひい人」という意味で使われます。 ・彼女は自分を裏切った相手でも受け入れるほど闊達な人です。 ・彼は後輩と一緒に食事に行くと絶対に支払いをさせない闊達な人です。 「闊達な人」は「心が広い」「些末なことにこだわらない」という誉め言葉として使われます。ビジネスシーンでも誉め言葉として使うとよいでしょう。

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例文②闊達なコミュニケーション

ビジネスシーンで用いられることが多い表現に「闊達なコミュニケーション」があります。これは「のびのびとした対話や交流を図る」ことを指します。 ・部署内で闊達なコミュニケーションが行われることで、新しいアイデアが浮かぶはずです。 ・闊達なコミュニケーションが行われている職場は風通しがよく、働き心地がよいと思います。 「闊達なコミュニケーション」は職場環境や組織運営について考える際に、多用される表現です。

例文③闊達な議論

会議の場でよく用いられるのが、「闊達な議論」です。その意味は「のびのびとした状態で意見交換する・意思疎通や相互理解を図る」ことです。 ・ベンチャー企業だからこそ、経営会議で闊達な議論が行いやすいといえるでしょう。 ・闊達な議論なくして、会社の発展につながる発想は生まれません。 「闊達な議論」は上司が部下に対し、率直な意見をヒアリングするために使われることが多いです。

 

闊達(かったつ)の類語

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「闊達」の類語としてあげられる言葉には、「陽気」「度量の大きい」「活発」「寛容」「おおらか」などがあります。 ここでは中でも混同されやすい「陽気」「度量の大きい」「活発」という3つの類語について、例文を交えて紹介します。

闊達と「陽気」の違い

「器が大きくのびのびとしているさま」を表す「闊達」に対し、類語である「陽気」は「ほがらか」「気持ちが晴れ晴れしい」「心がウキウキする」という意味を持ちます。 ・彼はどんなに忙しい時でも笑顔を絶やさない、陽気な人です。 ・晴天の下で行われた花見の席で、彼女は陽気に騒いでいました。 「陽気」には「気候や季節を表す」という使い方もありますが、一般的には「心に曇りがなくさっぱりしている」という意味で用いられます。