盛者必衰(じょうしゃひっすい)と「栄枯盛衰」「諸行無常」の違いや意味・例文など解説します!

 

盛者必衰の読み方は「じょうしゃひっすい」

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「盛者必衰」の読み方は一般的に「じょうしゃひっすい」です。「せいじゃひっすい」と読んでも間違いではありません。 訓読みでは「盛」は「さかん・もる」、「必」は「かならず」、「衰」は「おとろえる」です。漢字の意味から四字熟語の意味をそのまま推測できます。

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盛者必衰(じょうしゃひっすい)の意味は「勢いのあるものでもいずれ衰える時が来る」

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「盛者必衰」の意味は「勢いのあるものでもいずれ衰える時が来る」です。 「盛者」は「じょうしゃ」以外に「しょうしゃ」とも読み、勢いが盛んな勢力や栄華を極めている人を表します。「必衰」はその漢字の通り「必ず衰える」という意味です。「盛者必衰」とセットで使われることが一般的です。 何事も移り変わってしまう、一見華やかなものも長い時の中では一瞬に過ぎないというこの世の無常を表した四字熟語でもあります。

 

盛者必衰(じょうしゃひっすい)の語源や由来

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「盛者必衰」という言葉は「平家物語」で一躍有名になりましたが、もともとは仏教用語です。この世の無常を表した「盛者必衰」という言葉が「平家物語」の冒頭では巧みに使われています。 「平家物語」は平安貴族の没落と武士の台頭、平家の栄華と没落を描いた作品です。有名な作品ながら作者は不明で、盲目の琵琶法師によって語り継がれ人気を博しました。まさに「盛者必衰」が物語のテーマであり、今なお魅力的な作品です。

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盛者必衰(じょうしゃひっすい)の使い方と例文

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「盛者必衰」は仏教用語がルーツで「平家物語」で使われたこともあり、固い印象のある四字熟語です。しかし、「盛者必衰」が表すできごとはこの世のあちこちにあふれており、実はとても使い勝手がいい言葉です。 「盛者必衰」を使える実際の場面を紹介するので、ぜひ参考にして使ってみてください。