「迅速な対応」をメールで正しく使えてる?ビジネスシーンの例文でわかりやすく解説!

 

「迅速」の意味は「極めて早いさま」

「迅速」の意味は「極めて早いさま」でビジネスシーンでもよく使います。 今回はこの「迅速」について似ている言葉との違いやビジネスシーンでの例文、英語表現などについて解説します。

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「迅速」と似ている言葉との違い

こちらではまず「迅速」と似ている言葉について同じような意味でもニュアンスが異なりますのでその違いについて解説します。

 

「迅速」と「早々」

「早々」は「はやばや、そうそう」と読みます。迅速との大きな違いは「迅速は目上の人に使えるが早々は目上の人に使うと失礼にあたる」事です。 ・早々に退出してください。 ・依頼している資料を早々に出してください。 以上の例文のように自分と目線が同じか下の人達に使う言葉という事が分かります。 ビジネスシーンで自分の上司に「早々に退出してください」と使う事はありません。この場合は「迅速にご退出いただけますと幸いです」と使う事が一般的です。

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「迅速」と「早速」

「早速」は「さっそく」と読み、行動が早い事を意味します。 「早速」は「迅速」と同様目上の人にも使える単語です。迅速との違いは「迅速は目上の人にしかつかいませんが、早速は目上の人も目下の人も両方使える事」です。 ・早速ですが会議を始めたいと思います。 ・早速作ってくれてありがとう 上記のように目上の人に対する会議の議事進行や後輩が仕事をしてくれた事に対するお礼などに使えます。

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「迅速な対応」のビジネスシーンでの例文

次からは「迅速な対応」という言葉に対してビジネスシーンでよく使うシチュエーションを3つ例文を交えてご紹介します。

「迅速な対応」を上司に対して使う

・この度は先方への根回しに迅速に対応いただきありがとうございました。 ・承知いたしました。こちらの案件は迅速に対応いたします。 ・今回の先方からのクレームについて迅速な対応感謝いたします。 例文を3つご紹介しました。すべて上司が何かを対応してくれたことに対して部下が感謝する例文です。 上司が動いてくれていた事に対して「早々の対応ありがとうございます」はあまり使いません。親しい上司でもメールなどでは「迅速な対応」を使うと良いです。

 

「迅速な対応」を部下に対して使う

・先方はかなりお怒りです。迅速な解決をお願いします。 ・先日依頼している資料の期限を2日過ぎています。迅速な対応を求めます。 ・今回の案件について迅速に動いてくれてありがとう。先方も満足してくれていると思う。 上司から部下に対しての例文を3つご紹介しました。上司から部下への例文とは違い部下に対する指示や対応が遅れている事に対するリマインドの意味が強くなります。 上司から部下への場合は「迅速に」の部分を「早々に」へ変更しても問題はありません。

「迅速な対応」を取引先に対して使う

・ご入金に際し迅速なご対応ありがとうございました。処理を進めます。 ・弊社セミナー参加について迅速なご返信ありがとうございます。 ・この度はシステム不具合でご迷惑をおかけしております。本日中の復旧に向けて迅速に対応いたします。 取引先へ送るメールでの例文を3つご紹介しました。上の2つは先方が対応してくれたことに対するお礼のメール。 3つ目はクレーム対応に関するお詫びとどう対応するかについてのメールです。 「迅速に対応します」だけではなく「本日中復旧に向けて」をつけると良いです。