「評価」の英語とその例文や使い方を解説!

 

「評価」の英語表現の仕方は5通りある

「評価」の英語表現

「評価」の英語表現(画像:Unsplash

日本語では「評価」という言葉一つで表現できるものも、英語では評価する対象や評価の仕方によって使われる単語が異なります。 この記事ではその英単語の使い方もお伝えしますが、まずこの見出しで「評価」と訳される様々な単語の意味やニュアンスについて正しく理解できるようにしましょう。

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evaluation

「evaluation」は「見積りによって人や物の価値を見つける」というニュアンスがあります。 「evaluation」は「evaluate」という動詞を名詞にしたものです。この動詞を分解すると、それぞれ「e(外へ)」「val(価値)」「ate(する)」という意味です。つまり「価値を見い出す・見積もる」というのが「evaluation」の本来の意味になっています。 「evaluation」は英語で置き換えると「estimate something’s/someone’s value」であり、「人や物の価値を探して見積もる」という意味になっています。

 

assessment

「assessment」は「人や環境などの価値や能力をよく観察して客観的な評価を下すこと」というニュアンスがあります。 「assessment」は「assess」という動詞を名詞にしたものです。この動詞を分解すると、それぞれ「as(近くに)」「sess(座る)」という意味です。ここから「評価する人や物の近くに座って、よく観察して客観的に評価をする」という意味になりました。 英語で置き換えると「consider and make some judgement」であり、「よく観察すること」と「評価を下す」という2つの行程が1つの単語に表現されています。

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rating

「rating」は人や物に関わらず、「格付け」を行ったり「等級を付ける」ことです。 ここまでの「evaluation」や「assesment」は、評価をして数値にしたり判断を下すという意味でしたが、「rating」による評価は、最終的に外国であれば「rank A」「rank B」、日本で言えば「優」「良」「可」などの等級になります。 つまり、「等級」や「格」として評価する基準が予め設けられていて、それぞれの水準に達したものをその等級として判断するということです。他の英単語と違い、最終的な判断結果が人それぞれ異なるのではなく、予め決められた評価項目が与えられることが「rating」の特徴です。

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valuation

「valuation」は「金銭的な価値判断」と、「人に対する評価」の両方使えますが、評価対象に対して「好意的な判断を下す」というニュアンスがあります。 「valuation」は「value」という動詞を名詞にしたものです。「value」だけでも「価値」という意味の名詞になりますが、これを「価値を見つける」という動詞的な使い方をして、更に「価値を見つけること」という意味を示す場合に「valuation」と表記されるようになりました。 英語で置き換えると金銭的評価の場合は「appraisal」、人の評価の場合は「appreciate one’s ability or talent」となります。

appraisal

「appraisal」は「必要性・将来的な功績・資質を判断するために人や物を、専門的な視点で価値判断すること」というニュアンスです。 「appraisal」は「appraise」という動詞を名詞にしたものです。単語を分解すると「ap(〜に)」「praise(〜称賛する)」となります。つまり「目の前の物事に好意的な評価を下す」という意味になっています。 英語で置き換えると「Find value with a professional standpoint.」となり、「valuation」とは「専門的な視点」の有無が使い分けのポイントになっています。

 

「評価」の英語での様々な表し方

英語での様々な表し方

英語での様々な表し方(画像:Unsplash

ここからは、今までに説明した英単語のニュアンスや意味に沿って「〜評価」と言われる熟語を英語で表現した時にどう使われるかを説明していきます。 それぞれの熟語が何を評価しているのか、どんな評価方法になっているのかを考えながら、使われている英単語が適切かどうかを確認してみて下さい。

「低/高評価」の英語

「低/高評価」の英語表現は、評価内容によって変わります。 ・The manager gave him a high rating. (部長は彼に高い評価を与えた。) この場合は「rating」とあるので、「等級」や「格付け」に関する評価です。「rating」が「evaluation」になれば「テストの点数」などになり、「valuation」となればその人の「長所」を高く評価したことになります。