捗るの意味・類語・英語・使い方・例文など紹介します

捗るとは

(画像:Unsplash

今回はビジネスシーンで非常によく使われる「捗る」という言葉について解説します。 会話の中で頻出する言葉ですが正しい読みと意味を理解し、正しい使い方が出来ていない社会人もいます。また書こうとしても漢字で書けないという人も多いです。常識的な言葉であるため今さら人に聞きにくい、という方はこれを機に正しく理解しましょう。

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捗るの読み方は「はかどる」

「捗る」は「はかどる」と読み「果取る」とも書きます。 「捗」という字は訓読みで「はか・はかど」、音読みで「ちょく」と読みます。 「はかどる」の「はか」は仕事の進み具合を表す語です。「はかる」や「はかばかしい」の「はか」と同じ語源で、「計」「量」「果」という漢字が表す「計り」と同意義です。 それまで「はかがゆく」という表現だったものが江戸時代から「はかどる」という形で使われるようになり、「捗る」が普及していきました。

 

捗るの意味は「仕事や物事がうまく行く、進む」

「捗る」は「仕事や物事、作業などがうまく行く、進む」という意味を持ちます。 前述した通り「捗る」の「捗(はか)」が仕事や作業、勉強などの進み具合や目当て、目標などを意味しています。原義は「打つ」という意味もあります。 平安時代にはその「捗」が「進む・行く」ということを指し、「捗が行く(はかがゆく)」の形で使われていました。形は異なりますがこれも仕事や作業などの進みが早くなる、効率が良くなるという意味を持っています。

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捗るの類語・対義語・英語

「捗る」という言葉の類語には前述した「進捗・捗々しい」、対義語は「滞る」、そして英語は「progress」などの関係するさまざまな言葉があります。 「捗る」という言葉について深く理解するためにも、これらの関連する言葉について詳しく解説していきます。

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捗るの類語は「進捗する」

「進捗」は「しんちょく」と読み、大きく以下の3つの意味があります。 1つめは「物事が先の段階に移行するさま」で「進行する・発展する」といった表現と同じ意味です。 2つめは「作業がよく進み、片付くさま」で「捗々しい・順調に・効率よく進む」という表現と同意義で「兎の登り坂」という言葉の意味でもあります。 3つめは「物事を調子良く進行させていくこと」で「推し進める・活性化する」とも言い換えることができます。

捗るの対義語は「滞る」

「滞る」は「とどこおる」と読み、以下のような意味があります。 1つめは「順調に物事が進まない」という意味で「停滞する・つかえる」とも表現します。 2つめは「支払うべき金を支払わない」ことを指します。 3つめは性格を「ためらいがち・ぐずぐず」と表す時にも使用します。 他には交通などの「流れがとまる」や、「すがりついて行かせない」という意味も持ち、単純に「捗る」を否定して「捗らない」という言葉と同意義です。

捗るの英語は「progress」

「progress」は「プログレス」と読み「ロ」を一番強く発音します。「progress」は「発展」などの名詞であるため「捗る」と使用する場合以下の例文のようになります。 ・His job seems to make progress. (彼の仕事は捗っているようだ。) 「make progress」で「捗る」という動詞を表現することができます。「to advance」なども形式ばった言い方ですが使用できます。

捗るの例文と使い方

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「捗る」を使用した例文を3つ紹介します。 前述した通り「捗る」は作業等の進み具合を指す言葉である為、まずは仕事と勉強に関する例文を解説します。その上で、同じような意味で使われるネット上での「捗る」の意味と例文についても紹介しますので、是非どちらも見てみてニュアンスの違いを感じ取ってください。