ファーストリテイリングの海外不振は是非に及ばず。真に恐れるべきは日銀が物言う株主になる日。

 

ファーストリテイリングの減収減益は2020年8月スタート

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第1Q決算は2年連続の減収

2020年1月9日にファーストリテイリング(証券番号:9983)の2020年8月期の第1Q決算が発表となっております。第1Qとしては2年連続の減収で2年ぶりの減益となります。

 

ファーストリテイリングの減収減益要因は海外

第1Qの減収要因としては伸び率が高く推移していた海外ユニクロ事業が、韓国の不買い運動と香港のデモの影響です。どちらもファーストリテイリングの経営方針が悪いとは言えず、やむを得ない状況です。

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ファーストリテイリングはアパレル業界の冬の時代に業界トップを独走

矢野経済研究所のアパレル業界の市場規模の統計(https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2016 )によると、完全に頭落ちでアパレル業界は「冬の時代」と言えます。それに対してファーストリテイリングは業界首位で独走をし、占有率はこの10年間で約4倍になっています。2010年靴事業に進出して2011年に撤退し、2015年に再参入するなどトライ&エラーを繰り返しながら「攻めの経営」で成長を続けています。