enclose(エンクローズ)の使い方や例文を紹介!ビジネスメールにも欠かせない!

 

「enclose」の意味は「囲う」

「enclose」の主な意味には、「囲う」「取り囲む」「囲い込む」があります。また、袋や封筒などに「封入する」「同封する」という意味も持っており、日常生活ではこちらの意味で使われることの方が多いです。 派生語には「取り囲む人(物)」の意味の「encloser」、「囲いをすること」「封入物」の意味の「enclosure」などがあり、こちらもよく使われる単語です。

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「enclose」の語源

「enclose」の語源は「en」と「close」の2つに分けられ、それぞれ以下のように訳されます。 ・「en」→「囲う」 ・「close」→「閉じる」 「囲う」と「閉じる」の2つを繋げると、「囲って閉じる」になります。つまり、「(何かを)囲って閉じる」=「(何かを)入れて封じる」と考えるので、「封入する」という意味になります。 ちなみに「inclose」は「in(=中へ)」+「close(=閉じる)」で「包む」という意味に、「exclose」は「ex(=外)」+「close(=閉じる)」なので「締め出す」という意味を持ちます。

 

「enclose」と「surround」の違い

「enclose」と同じ意味で「surround」という言葉があります。どちらも同じ「囲う」という意味を持ちますが、全く同じではありません。微妙な差ですが英語では良くあるニュアンスの違いです。 それでは、「enclose」と「surround」の「囲う」の違いを1つずつ説明していきます。

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encloseは隙間がない「囲う」

「enclose」は隙間なくぐるっと「囲う」という意味を表すときに使われます。 例えば、農場にいる羊を柵などでぐるっと一周囲っている場合は「enclose」を使います。 ・We all round enclose sheep by the fence.  (羊はフェンスでぐるっと囲ってあります。) これは隙間がない柵で一周囲っている状態を表現しています。all round はあってもなくても良い表現ですが、「ぐるっと囲む」を強調するために付けてあります。この羊はフェンスで隙間なく囲われているので逃げ場がないイメージです。

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surroundは隙間がある「囲う」

「surround」も「enclose」と同じ「囲う」ですが、隙間がなかった「enclose」に対して隙間がある「囲い」になります。 先ほどの農場の羊で例えると、羊のまわりを数匹の豚が取り囲んでいる状態のイメージです。 ・That sheep is surrounded by some pigs.  (あの羊は豚たちに囲まれている。) 「surround」は「包囲する」「取り巻く」という意味も持つので、隙間はあるけれどこの例文のように数匹の豚が点々と羊を囲んでいる様子です。

ビジネスシーンでの「enclose」を使った例文

それでは実際にビジネスシーンをイメージした「enclose」を使う例文を2つ紹介します。 その前に、「enclose」は物理的にあるものを「一緒に入れる」という意味での資料送付です。例えばメールでの資料送付の場合は「同封」ではなく「添付」ですので、その場合は「attach」を使用します。 今回はメールの「添付」ではありませんので、メール送付時は注意してください。

 

資料の送付

・We have enclosed some catalog. (いくつかカタログを同封致しました。) 資料の送付状などによく使われる表現です。また、冒頭の「We have enclosed」は以下のようにも言い換えることが出来ます。 ・We are enclosing … ・Enclosed please find … ・Enclosed is … より簡潔に伝える場合は上記のように表記することも可能です。

見積書在中

・It has been described in the envelope with the ” quote Enclosed”.  (その封筒には「見積書在中」を記載されている。) 「同封する」という意味の「enclose」ですので、「入っている」=「在中」と言うことも可能です。海外ではあまり日本のように「履歴書在中」「同封所在中」等を書くことは多くありませんが、もし必要な場合にはこの表現を使うことが出来ます。