「エビデンス」の意味や使い方について解説します!ビジネスで大活躍です!

 

「エビデンス」の意味は「証拠」

「エビデンス」の意味は「証拠・根拠」です。「エビデンス」はビジネスマンが使うことの多い言葉なので、さまざまなビジネスシーンで耳にすることがあるでしょう。「エビデンス」という言葉の意味を知っておけば、上司からの指示にも戸惑わずにすみます。 「エビデンス」は業界を問わず一般的に使われる言葉ですが、医療や看護、IT業界では他の業界とは少し違った使い方をします。「エビデンス」のニュアンスの違いについては後述します。

スポンサーリンク

「エビデンス」は英語の「evidence」に由来

「エビデンス」はビジネス用語として広まりましたが、もともとは英語の「evidence」に由来しています。英語の「evidence」には、証拠・証言・物証・形跡といった意味があります。「evidence」は受験英語でもあるので、学校で習った記憶がある人も多いでしょう。 「evidence」には「真実や結論を導くための証拠」という抽象的な意味もあれば、「犯罪の証拠」という直接的な意味もあります。 ただし、ビジネス用語として使われる「エビデンス」は英語の「evidence」とは少し異なります。ビジネス用語としての「エビデンス」はもとの英語の「evidence」より幅広い意味で使われることが多いので、注意しましょう。たとえば、会議の根拠資料、発言の理由、議事録や契約書を指して「エビデンス」と表現することがあります。 「エビデンス」の意味を深く理解し、ビジネスマンとして使いこなせるようにしたいですね。「エビデンス」の意味を知ることで、上司からの指示や社内外でのやり取りをスムーズにすることができます。

 

「エビデンス」の使い方と例文

ここまで、「エビデンス」の意味と英語の「evidence」に由来する言葉だということを解説しました。続いては、「エビデンス」がビジネス用語として使われる場合の意味や使い方について、より具体的にわかりやすく解説します。 「エビデンス」のニュアンスの違いを意味を知らないと、ビジネスシーンでまごついてしまい、恥をかいてしまいます。「エビデンス」の意味を学び、上司先輩からの指示を的確に理解し、正しく使えるようになりましょう。

スポンサーリンク

「エビデンス」のビジネスでの使い方と例文

「エビデンス」の意味は「証拠・根拠」ですが、実際のビジネスシーンではそこから派生して様々な意味で使われています。 まず、英語の「evidence」よりも幅広い意味で「根拠」として使われます。たとえば、「根拠資料を準備しておいてくれ」と言うときに、「エビデンスを準備しておいてくれ」と言う場合があります。 「エビデンス」を用いた例文は下記の通りです。 ・エビデンスをメールで送ってほしい。 ・今回の決定にともなうエビデンスを整理してまとめ、全体に共有しておいた方がいい。 また、IT業界では社内会議の議事録や顧客との打ち合わせ議事録、顧客との契約書などを「エビデンス」と呼ぶことがあります。IT業界で「エビデンスをとったか」というときは「契約書を受け取ったか」という意味になります。 IT業界における「エビデンス」を用いた例文は下記の通りです。 ・開発の根拠となるエビデンス画像をまとめておきました。

スポンサーリンク

「エビデンス」の医療での使い方と例文

医療において、患者を治療する治療法や薬品の根拠は非常に重視されます。根拠のない治療法や薬品を用いて患者を治療することは、倫理に反することにもなります。 このことから、医療業界では「エビデンス」は「医学的根拠」という意味で用いられることが多いといえるでしょう。「エビデンス」のもとの意味に近いですが、頻繁に使われるうちに特に「医学的根拠」という意味合いが付け加わったと考えられます。 「エビデンス」は研究分野のみならず、病院のカンファレンスなどでも非常によく出てくる言葉なので、覚えておくといいでしょう。 医療業界における「エビデンス」という言葉を用いた例文は下記の通りです。 ・がん治療では、エビデンスに基づいた治療が特に重要視されている。

「エビデンス」の看護での使い方と例文

最近、看護業界でも「エビデンス」という言葉がよく使われます。看護業界で「エビデンス」が使われるようになった背景には、看護においても「科学的根拠」を重視する動きが高まっていることがあります。 たとえば、薬の管理方法や皮膚のかゆみについて患者からアドバイスを求められたとき、従来は看護師によってアドバイスの内容が違うといったことがありました。これが問題視されるに従い、看護業界でもエビデンスを重視した看護をしようという動きが活発化しています。 看護業界における「エビデンス」という言葉を用いた例文は下記の通りです。 ・エビデンス重視の看護こそ、患者さんが最も必要としている看護といえるだろう。

 

「エビデンス」の類語、熟語

ここまで、「エビデンス」の意味や使い方、業界によるニュアンスの違いについて詳しく解説しました。ニュアンスの違いがあることを理解するだけでも、聞きなれない場面で「エビデンス」という言葉を聞いても、戸惑わずにすみます。 「エビデンス」という言葉にはさまざまな意味があるからこそ、しっかり理解して使いこなせるようにしておきたいものです。続いて、「エビデンス」の類語と熟語を解説します。類語や熟語を知ることで、「エビデンス」のニュアンスをより深く理解しましょう。

「エビデンス」の類語

「エビデンス」とほぼ同じ意味となる類語は、「証拠」「根拠」「物証」「裏付け」です。どんな場面でも「エビデンス」の言い換え表現として使うことができますが、その分特定の意味を表さない抽象的な表現となり、伝わりにくいこともあります。 ビジネスシーンでよく使われる「エビデンス」については、「言質」「理由」などと言い換えることもできます。会議で相手に根拠を求める場合などは、「理由は?」と聞く方がやわらかな言い回しにもなるでしょう。 「エビデンス」は使いやすい表現でもありますが、使用場面によっては、相手に伝わりにくかったり、反感を買ってしまうこともあります。相手をよく見て、「エビデンス」という言葉を使うのが不適切な場面なら、他の言い回しに変えるようにしましょう。