descriptionとはdescribeの名詞

descriptionとはdescribeの名詞

「description」は「describe」の名詞形です。「describe」は 動詞で、「記述する」「描写する」など何かを説明したり人に伝えたい時に使います。 「description」には動詞の「decribe」を名詞形にした意味と、全く異なる意味の両方があることに留意しておいてください。今回は「description」の意味や使い方について解説していきます。

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descriptionの発音

descriptionの意味①:記述・描写

「description」は「記述・描写」という意味で使われます。「記述する」「描写する」という意味の動詞「describe」を名詞形にした英単語です。 「a vivid description」で「生き生きとした描写」、「a breif description」で「簡単な描写」などのように形容詞と組み合わせる使い方が一般的です。どのような記述や描写に対しても広く使うことができる英単語なので、覚えておきましょう。

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①の意味での例文

上記で紹介した「記述・描写」を意味するdescriptionの使い方として、以下が例に挙げられます。 ・Could you give me a detailed description of the person? (その人について詳しく教えてくれますか。) ・The amazing moment defied description. (その素晴らしい一時は言葉で表せないほどだった。) 「詳しい描写」を表す「a detailed description」と「言葉で表せない」を意味する「defy description」は上記のような文脈で使われます。

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descriptionの意味②:説明

「description」は「説明」の意味でも使います。「description」で「説明書」を意味することもあり、「見た目や性質、雰囲気などの特徴を詳しく述べた文章」全般を指します。 「説明」の意味は「記述」「描写」と同様の使い方をすることがよくあります。どの訳でもほとんど意味の変化はありませんが、細かなニュアンスとしてどれが適切なのかということは文脈ごとに判断するようにしてください。

②の意味での例文

「説明」を意味する「description」は、以下のように使うことができます。 ・Did you read the product description? (商品の説明書を読みましたか。) ・He called the police and reported the description of the vehicle after the accident. (彼は事故の後警察に電話し、その車について説明した。) 2つ目の「description」は「描写」と訳すこともできます。文脈によって最適な訳を選ぶようにしましょう。

descriptionの意味③:種類

「description」には「種類」「品種」という意味もあります。「多様性」や「多様な種類」を表す際に使うので、特定の1種類を指すような場合には適さない言葉です。 一般的には「種類」を意味したい時には、「description」よりも「kind」「sort」「type」を使うことがほとんどです。

【関連記事】「種類」に関する英単語はこちら!

③の意味での例文

「description」が「種類」を意味する時、以下のような文章で使うことができます。 ・I love fruits of every description. (私はどんな種類の果物も大好きだ。) ・Every description of imported cars was in the shop. (その店には、あらゆる種類の輸入車があった。) 「description」は「kind」や「type」で代用することができることも覚えておきましょう。

description熟語表現と例文

「description」は熟語表現で使われることが多々あります。 続いては、「description」を使った熟語表現を10通り、例文とともに紹介します。知らないと文面から意味を推測しにくいものもあるので、この機会にぜひ「description」の熟語表現に触れておきましょう。

job description

「job description」は求人票などに書いてある「仕事の詳しい内容」や「負うべき責任や役割」に関する説明のことです。「職務記述書」という書類を指すこともあります。 ・My job description did not mention that kind of work. (求人票には、そんな仕事までするなんて書いていなかった。) ・Before you apply to any jobs, you have to read the job description carefully. (どんな仕事でも応募する前に、注意深く職務記述を読まなければならない。) 海外での転職などを考えていると、「job description」は頻出する表現なので覚えておいてください。

description of problem

「description of problem」は「problem description」とも表され、「問題の内容」「問題の記述」を意味します。 ・Please have the appropriate number, use and problem description of your product. (商品の製造番号と使用状況、問題の説明をお願いします。) ・If you report an issue, please enter a complete description of the problem in the form. (問題を報告するなら、フォームに問題の詳しい内容を入力してください。) 「a complete description」で「問題の(詳しい)概要」と表現することができます。

see description

「see description」は主に医療で使われる表現で、「説明」「詳細参照」を意味します。診断レポートを受け取った医師に、「病名だけでなくレポート全体に目を通すように」と注意を促す目的があります。 ・Kindly see the description for more details. (詳細を参照してください。) ・See description below carefully, do not skip any line. (一行も飛ばさないよう、下記の詳細を注意深く参照してください。) 医療以外でも、注意が必要な場合には「see description」と詳細を参照するように指示する時に使う表現です。

beyond description

「beyond description」で「言い尽くせない」「言い表せない」など、言葉では表現しきれない様子を意味します。「beyond」は「〜を超えて」という意味の前置詞・副詞で、「beyond description」で言葉を超える強烈な気持ちを表します。 ・The scenery from here was so beautiful beyond description when I was a child. (私が子どもの頃、ここからの景色は言い表せないほど美しかった。) ・The sun sinking to the ocean is beyond description. (太陽が海に沈む様子は言い表せない。) 2つ目の例文では形容詞がありませんが、文脈から「すばらしい」「美しい」さまを表していることがわかります。

description of

「description of」は「〜に関する説明・記述」という意味です。「of」のあとは名詞がくるので、動詞を置きたい時には動名詞の形にしましょう。 ・Please write a description of your former job. (あなたの前職についての説明を書いてください。) ・The man gave the police a very full description of the accident. (その男性は、事故に関する詳しい説明を警察にした。) 「description」が何に対する説明なのかを表したい場合には「of」を使う、ということを覚えておいてください。

brief description

「brief description」で「概要」「簡潔な説明」を意味します。「brief」は名詞で「摘要」「短い報告」、動詞で「〜を要約する」という意味の英単語です。 ・I will give you a brief description of this section for now. (まずは、このセクションの概要をお伝えします。) ・We cannot understand anything through this brief description! (こんな概要だけじゃ、私たちは何も理解できません!) 「簡潔に話してください」という意味で「Give me a brief description.」を覚えておけば、ビジネスの場面で使うことができます。

narrative description

「narrative description」で「物語風の記述」を表します。「narrative」は名詞で「物語」、形容詞で「物語風の」を意味し、「ナレーション」も「narrative」と同じ語源からきています。 ・The opening line of your essay should be a narrative description. (あなたのエッセイの書き出しは物語風の記述にするべきだ。) ・These narrative descriptions of the past event attracts me. (その過去の出来事に関する物語風の記述が私には魅力的だ。) 「narrative description」は演劇業界などでもよく使われる表現です。

address description

「address description」は「住所の説明」という意味です。海外サイトで買い物をした時に目にします。「address description」は入力した住所が「職場」なのか「自宅」なのか、どういう場所なのかを表すよう求めています。 ・Please fill in the address description, “home” or “office”. (「自宅」なのか「職場」なのか、アドレスディスクリプションを入力してください。) ・Address description is essential for delivery. (配達の際にアドレスディスクリプションが必要です。) 日本と異なり、海外サイトでは「address descriotion」の入力を求められることがよくあります。

description of goods

「description of goods」で「商品説明」「商品明細」という意味です。「goods description」でも同じ意味を表しています。 ・Before I purchase this, can you give me the goods description? (商品を購入する前に、商品の詳しい説明をしてもらえますか。) ・Do not forget to get a good description when you buy something with company’s expense. (会社の経費で何かを購入する際は商品明細を忘れずに取得してください。) 「goods description」という表現の方が、「description of goods」よりもよく使われる傾向にあります。

SEOでのdescription

SEOでも「description」と呼ばれるものがあります。Webページの内容を100文字程度で要約したものが「meta description」です。Googleなど検索エンジンの検索結果一覧ページでは、各ページのタイトル名の下に表示されています。 検索順位が「meta description」の内容によって上がったり下がったりすることはありません。しかし、適切な「meta description」を設置すると、どんなページなのかということが一目でわかるようになります。 そのためWebサイトのターゲットとして適切なユーザーの目に止まりやすくなり、クリック率が上がるのでしょう。

まとめ

「description」は「記述」「説明」「描写」「種類」などさまざまな意味を持つ単語です。また、他の名詞や形容詞と一緒に多様な表現の中で使われています。 「description」を覚えておくと、ビジネスシーンでも役立つことが多々あります。今回紹介した10通りの表現をぜひマスターし、積極的に使ってみてください。

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