「contribute」の正しい使い方や「contribute to」の例文を紹介!

「contribute」の意味と語源

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「contribute」は英語圏では日常的に使われる単語です。日本でも「貢献する」という意味で知られていますが、実は幅広い表現をすることができる単語です。ここでは、「contribute」のあまり知られていない意味も含めて使い方を詳しく説明します。 まず、「contribute」の意味と語源から見てみましょう。

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「contribute」の意味は「提供する」「寄与する」

「contribute」の意味は「提供する」「寄与する」です。「貢献する」という意味が広く知られていますが、本来のイメージはこの「何かを与える」「関わりにいく」というものです。 「貢献する」という和訳だけでは文章中に出てくる「contribute」の正確な意味を把握することができません。この、「与える」「関わりにいく」という自ら積極的に働きかけるイメージを浮かべながら、文脈に添って意訳をすることが大切です。そのためにも「提供する」「寄与する」という意味を知っておくと、自然な訳をすることができます。

 

「contribute」の語源

「contribute」の語源は、「con」と「tribute」に分かれます。「con」は「一緒に」「みんなで」、「tribute」は「与える」という意味です。つまり「自分だけでなく人と協力して何かに寄与する」ということから「貢献する」「提供する」「寄与する」という訳があてられるようになりました。 「contribute」の自ら働きかけるイメージは、この語源から来ています。そのため、「多くの人から募っている募金に自分も寄付した」と言いたい時には「contribute」を使用します。

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「contribute」の正しい使い方

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「contribute」の「貢献する」という意味は覚えていても、実際の使い方までは知らないという人が大半でしょう。 ここでは、「contribute」の正しい使い方を説明します。単語本来のイメージを利用すると使い方を覚えやすくなるので、ぜひチャレンジしてみてください。

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「contribute to」で覚える

「〜に提供する」「〜に寄与する」と与える先の対象を表す場合は「contribute to 〜」という形になります。 ・I would like to contribute to this project. (このプロジェクトに寄与したいと思っています。) ・She contributed a lot of money to the charity. (彼女はたくさんのお金を慈善団体に寄付した。) 「contribute」は自動詞としても他動詞としても使うことができ、他動詞の場合「contribute もの to 人」という形をとり「ものを人に提供する」という意味になります。

ネガティブな事柄にも使われる

「contibute」は、ネガティブな事柄に対しても使うことができます。 ・Alcohol may have contributed to this traffic accident. (アルコールによってこの交通事故が起こったのかもしれない。) ・Maintaining a high salt diet contributes to high blood pressure. (塩分過多な食事を続けると血圧が高くなる。) 「contribute」は「自ら働きかけて寄与する」というイメージであることを踏まえると、「好ましくないことを誘引する」という意味も理解しやすくなります。

 

「contribute」のビジネス例文

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「contribute」はビジネスの場面でもよく使います。意見を募ったり、何かの要因を説明したい時には「contribute」が役に立ちます。 ここでは、「contribute」のビジネスにおける使い方を例文とともに説明するので、海外の取引先や外国人部下とのコミュニケーションで使ってみてください。

意見を提案する

「contribute」は「opinion」と一緒に使うことで「意見を寄せる」という意味になります。 ・Contribute your opinion to us without hesitation. (ためらわず、私たちにあなたの意見を聞かせてください。) ・Contribute your idea and response! (考えや反応をください!) 上記の例文は議論が滞ったり、発言を促す時に使うことができる表現です。2つ目の例文のように「opinion」の代わりに「idea」や「response」を使って参加者に呼びかけることもできます。