「commute」の意味と語源
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「commute」には自動詞としての働きと、他動詞としての働きがあります。 一般的なビジネスシーンで使われるのは、自動詞としての「commute」です。まずは、「commute」の意味や語源について解説します。
「commute」の意味は「通勤する」
自動詞としての「commute」は「通勤する」または「通学する」という意味です。通勤・通学の中でも「定期券を使って、定期的に通勤（通学）する」というニュアンスで使われます。 また、「commute」は名詞としての働きをすることもあり、その場合は「通勤（通学）」という意味となります。 「commute by train」で「電車で通勤する」、「commute by foot」で「徒歩で通勤する」となり、「by」以降の名詞で通勤・通学する様子を表すことができます。
「commute」の語源
「commute」の語源はラテン語の「mutare」と言われています。「mutare」には「change」に近い意味があり、この「mutare」が転じて「commute」となりました。 「commute」が「定期的な通勤や通学」という意味を持つようになったのは、「commutation ticket（定期券）」という言葉が由来です。 「commutation ticket」は、事前にお金を支払って定期券とお金を「取り替える」ことから、定期券を使った通勤や通学を「commute」と言うようになりました。
「commute」の使い方
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「commute」という言葉は、後に続く言葉を変えるだけで様々な言葉として使うことができます。「to」「from」「between」など、比較的理解しやすい言葉と一緒に使うことで少し難しく感じる内容も簡単に伝えることができます。 以下では、ビジネスシーンなどでも使える「commute」の使い方を、例文と一緒にご紹介します。
「commute to」
「commute」を「to」とあわせて、「commute to～」とすれば、「～に通勤（通学）する」という意味になります。 ・I commute to the office every day. （私は毎日会社に通勤します） 「to」の後に、通勤や通学をする場所を入れることで「～に通勤する」という意味です。場所以外にも「job」「work」などでも、「仕事に行く」という意味で伝えることができます。 「commute to+場所」の後に「by car」など、移動手段を付け加えると、「私は～に、車で通勤している」となり、通勤する場所と一緒に、その交通手段も伝えることが可能です。
「commute from」
「commute」を「from」とあわせて、「commute from～」とすれば、「～から通勤（通学）する」という意味になります。 ・I commute from my home to the office every day. （私は毎日自宅から会社に通勤します） 「from」の後に、通勤するために出発する場所を入れることで、「～から通勤する」という意味にできます。「commute from+場所」の後に、「to～」と通勤する場所を加えると、「～から～に出勤する」となり、出発地点と目的地を一緒に伝えられる文章となるのです。
「commute between」
「commute」を「between」とあわせて、「commute between 〇 and △」とすれば、「〇と△の間を往復して通勤している」という意味になります。 ・I commute between my home and SHIBUYA station every day. （私は毎日自宅と渋谷駅を往復して通勤しています） 「between」の後に、通勤のためにいつも往復している区間を示す言葉を入れることで、どこからどこまでを往復してい通勤いているのか、ということを伝えられます。
「commute」に関連する熟語
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英語にも日本語と同じように熟語があります。熟語を使うことで会話や文章がスマートになり、ビジネスライクなものにしやすくなるという利点もあります。 以下に、「commute」を使った熟語を2つご紹介しますので、ぜひ覚えて使ってみてください。
「commute time」
「commute」と「time」とあわせて、「commute time（通勤時間）」という意味にすることができます。 ・My commuting time is 1hour （私の通勤時間は1時間です） 「commute time」は、「通勤時間は～」とする場合、「commuting time」として使います。また「How long」など、時間の長さを表す疑問文が付いている場合は、「commute」だけでも「通勤時間」として、理解してもらうことができます。 他にも「学校への通学時間」は「commute time to school」、「会社までの通勤時間」は「commute time to work」で表すことができます。
「commuter pass」
「commuter」と「pass」とあわせて、「commuter pass（定期券）」という意味にすることができます。 ・I bought a commuter pass （私は定期券を購入しました） 「commuter pass」は、日本で使われている「定期券」と同じ認識です。1ヶ月分の交通費を前払いして、購入する乗車券のことを指しています。ただし「commuter pass」だけでは、バスの定期券なのか、電車の定期券なのかはわかりません。 「commuter」とは、定期券を使って通勤する「通勤者」のことです。「commute」と違って、「commute」の最後が「人」を表す「er」になることに注意しましょう。
まとめ
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「commute」は、定期券を使って通勤する、という意味の単語です。日本語では「通勤・通学」と言っただけでは、その人が定期券を持っているのか、回数券などを使っているのか判断できませんが、「commute」は「定期券を使っている」というところまで特定することができます。 日本語にはない感覚を持つ言葉ですが、一言で「通勤する」以上の情報を伝えることができる便利な単語でもあります。ぜひこの機会にビジネスシーンでも使ってみましょう。
