「備考」の3種類の英語表現を徹底解説!

備考の英語での表し方は3通りある

(画像:Unsplash

「備考」という言葉は主に書面で使われます。日本語では「追伸」「添え書き」という意味で使われ、本文に関連した補足情報を書き記しときに用いられます。 以下では「備考」の英語表現として使える3つの英単語について解説します。英文での書類やメールなどで「備考」を使えば情報を簡潔でわかりやすいものにすることができます。単語のニュアンスを意識しながら確認してください。

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note

「note」は「ノゥト」と読みます。日本語でも使われる「ノート(冊子)」と同じ単語ですが「ノート」と「note」は意味が違います。英単語としての「note」は主に「注釈」「覚え書き」という意味で使われる名詞です。 一般的なビジネスレターなどで使われる「note」には「注釈・メモ・短い手紙」という意味があります。 ・See the note at the end of this chapter. (本章の最後にある注釈を見てください) 例文のように注意書きとしても使われますし、会話の中で使われることもあります。「注釈・メモ・短い手紙」という意味のニュアンスは前後の文章や状況などから判断し、最適な意味をとることになります。

 

remark

「remark」は「リマーク」と読みます。「remark」は「~と述べる・意見を述べる」という動詞としての働きと、「意見・感想・所見・寸評」などの名詞としての働きがあります。 ・She said a rude remark. (彼女の意見は無礼なものだった) ・He remarked that I had done very well. (彼は私によくやったと言ってくれた) 上の例文では「remark」が名詞の「意見」という意味で使われています。「remark」の前に形容詞をつけることで「~な意見」という意味で使うことができる単語です。 下の例文では「remark」が動詞の「~と述べた」の意味で使われています。

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reference

「reference」は「リファレンス」と読みます。「reference」は「参照」「参考」という意味の名詞です。 ・Let me tell you this for your future reference. (将来の参考までにこのことをお伝えしておきます) 「reference」には他にも「言及」「~との関係」などの意味もありますが、いずれもメインとなるテーマに「付け加える(備考)」という役割があります。

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備考の英語の使い方と例文

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以下では先にご紹介した「note」「remark」「reference」の3つの単語を使った例文と一緒に「備考」の使い方について解説します。 日本語の「備考」とは少しニュアンスが違うように感じる部分もありますが、「備考」を広い範囲とイメージで考えながら確認してください。

note

1つ目は「備考」を「note」で表す場合の例文です。 ・If you’d like a certificate to be issued, please write “certificate requested” in the notes. (証明書の発行を希望する場合は備考欄に「証明書発行希望」と書いてください) 日本でも同じですが英文でも「備考(note)」は「必要であれば使う」と認識されています。そのため例文のように、必要に応じて記入するよう注意を促される場面で目にします。

 

remark

2つ目は「備考」を「remark」で表す場合の例文です。 ・A remarks column. (備考欄) 日本語の書類などでも頻繁に使われる「備考欄」を表す英文です。同じ「備考欄」を「notes」という単語だけで表すこともあります。いずれも口頭よりは文章内で多く使われる表現です。ビジネス文書などで使われることも多いため、覚えておくと便利です。

reference

3つ目は「備考」を「reference」で表す場合の例文です。 ・This essay contains important references to the business. (この論文はビジネスについての言及がある) この場合の「reference」は「言及」という意味で使われています。「remark」の部分で解説したように、メインのテーマに付け加える形で「ビジネスについての言及」がされていることがわかる例文です。