「barely」の意味や使い方は?例文付きで解説します!

 

「barely」の発音と意味

英語の学習を進めていく中で「barely」という単語に遭遇したことはありませんか?英語のネイティブスピーカーの間で頻繁に登場するこの単語は、使い方と意味に少し注意が必要な言葉で、知っていないと正確な和訳ができません。 ここでは、例文をまじえながら「barely」について徹底的に解説します。うまく使いこなすことができると表現の幅が広がるので、ぜひこれを機に覚えておきましょう。 まずは、「barely」の発音と意味から説明します。

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「barely」の発音は「ベアリー」

「barely」の発音は、カタカナで「ベアリー」です。発音のポイントは「ア」です。「ア」の音を出す時に舌を口の奥の方に巻き込んで、喉の奥から声を出すイメージで発音してみてください。 発音の仕方がピンとこない、という方はネイティブスピーカーの読み上げ音声を聞いてみましょう。特にアメリカ英語として発音される時には「ア」の音が特徴的に聞こえるので、発音の練習に役立ちます。 一方イギリス英語では「ベーリー」と聞こえるような発音で読まれることもあり、「ア」の音が聞き分け辛くなることもあります。イギリス人が読み上げている音声も聞き、アメリカ英語と聞き比べてみましょう。 「ベアリー」と平たく読んでも大抵のネイティブスピーカーはこちらの意味を汲み取ってくれますが、彼らに余計なストレスを与えないためにも自分のレベルアップのためにも、正しい発音を心がけることをおすすめします。

 

「barely」の意味は「ほとんど〜ない」

「barely」の意味は「ほとんど〜ない」でm肯定文の形を取っているのに意味は否定的になる単語です。 しかし、ポイントは「それでもなんとか少しはできた」というニュアンスが隠れているということです。同じ意味の単語として「hardly」も「ほとんど〜ない」と訳されますが、この単語には否定の意味しかありません。 ・I can barely understand what you are saying. (あなたの言っていることはほとんどわからない。) 「barely」によって「なんとか少しは理解できる。」というニュアンスが隠れていますが、「hardly」に置き換えると「わからない」という否定で終始します。このニュアンスを理解しておきましょう。

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「barely」の使い方と例文

「barely」は場合に応じて「かろうじて〜する」「〜するとすぐに」「わずか〜」という3つの意味に訳されます。 ここでは、例文と共に意味別に「barely」の使い方を説明します。例文を覚えて使い方をマスターし、細かなニュアンスを「barely」によって相手に伝えられるようになりましょう。

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「かろうじて〜する」

「barely」は「肯定の意味合いが残っている『ほとんど〜ない』」だと前述しましたが、「かろうじて〜する」と和訳するとその正確なニュアンスを表すことができます。 ・I can barely exist on my pension. (かろうじて年金で暮らすことができている。) ・I barely missed having a crash. (私はかろうじて衝突を避けることができた。) 1つ目の例文は「年金だけではとても辛いが、それでもなんとか生きていける」というニュアンスです。2つ目の例文は、「ほぼ確実に事故は避けられないと思ったものの、なんとか避けることができた」という状況を表しています。 つまり、「barely」は差し迫った状況、ギリギリな状況で使われるということを覚えておきましょう。

「〜するとすぐに」

「barely」には「〜するとすぐに」という意味もあります。この場合、beforeやwhenなどの時間を表す節や句を伴います。 ・ I barely got to the airport, when the squall started. (空港に到着するとすぐに、強い雨が降り始めた。) ・I had barely worn the shirt before it was damaged. (そのシャツを着た途端、シャツが傷ついた。) 上記の例文は直訳すると、「強い雨が降り始めた時、かろうじて空港に到着した。」「シャツが傷つく前に、私はほとんどそのシャツを着ていなかった。」となります。その意訳で「〜するとすぐに」という意味として捉えることができる、と覚えておきましょう。

 

「わずか〜」

「barely」には数 や量が「わずか〜」という意味もあります。 ・We barely met each other before. (私たちは以前わずかに ・I can barely hear your voice. (あなたの声がわずかながら聞こえます。) 「ほとんど〜ない」という本来の意味から、「わずかながら〜ある」という言い方もできるのが「barely」です。 以上、「かろうじて〜する」「〜するとすぐに」「わずか〜」という3つの「barely」の意味を紹介しますたが、一番適した和訳を文脈に応じてできるようになっておきましょう。

まとめ

「barely」の発音や意味、使い方は理解することができましたか。 「ほとんど〜ない」と訳す一方で、「かろうじて〜できる」「わずかに〜ある」という肯定の意味合いが含まれている「barely」は、使いこなすには慣れが必要です。 たくさん例文を読み、「barely」のニュアンスを掴みましょう。そうすることで、場面や文脈にあった「barely」の「かろうじて〜する」「〜するとすぐに」「わずか〜」という使い分けをすることができるようになります。