【ビジネス用語】アセットの意味やアセットの熟語などを紹介します!

アセットとは

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alt = “アセットとは”(画像:pixabay

アセットと言う言葉は非常に使い勝手が良く、多くのビジネス場面で用いられています。そのため、アセットの意味を知らないと、ビジネス会話やビジネス文書が理解できなくなると言う危険性があります。 ここでは、アセットの具体的な意味と由来となった英語について詳しく解説します。

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アセットの意味は「資産」

アセットの意味は「資産」です。この「資産」には、現金、有価証券、換金できる物品など、資産を構成する要素すべてが含まれています。特に金融関係で用いられることが多いです。 また、システム関係では、ソフトウェア、ライセンス、機材などのシステムを構成する要素をアセットと呼ぶ場合があります。さらに、デジタルコンテンツでは、画像や音楽などの素材をアセットと呼ぶこともあります。 このように、「対象となる事物の構成要素」をアセットと呼んでいます。

 

アセットは英語の「asset」に由来

アセットは英語の「asset」に由来しています。「asset」の語源は、「ad satis(充分に)」と言うラテン語です。 「asset」の意味は「資産」です。しかし、ここで注意してほしいのが単数形の「asset」と複数形の「assets」の微妙な違いです。 「assets」は株や不動産など「実際に所有できる価値あるもの」としてよく用いられ、アセットも主にこの意味で用います。一方、「asset」は利点やメリットなど「概念としての価値あるもの」と言う意味でよく用いられます。

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アセットのつくビジネス用語

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alt = “アセット_ビジネス用語”(画像:pixabay

アセットは後ろにさまざまな言葉を付け足すことで、ビジネスでの使い方の幅が大きく広がります。 ここでは、アセットのつくビジネス用語の中でも特に用いられる「アセットマネジメント」「アセットアロケーション」「アセットファイナンス」「アセットシェアリング」について、その具体的な意味を解説していきます。

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アセットマネジメントは「株式などの資産管理」

アセットマネジメントは「株式などの資産管理」を指します。特に金融業界や不動産業界では、実際に株式や投資用不動産などの資産を持っている個人・団体に代わって、資産の管理を行うことを指しています。 複数の投資家から集めた資金を運用してそのリターンを分配する投資ファンドと同じものだと思われがちです。しかし、投資ファンドはあくまで「資産管理の代行」と言う意味のアセットマネジメントであり、資産を持つ者自身で資産管理をする場合もアセットマネジメントとなります。

アセットアロケーションは「資産の配分」

アセットアロケーションは、「資産配分」を指します。所有する資産を株や不動産など複数の異なった資産に配分して管理します。 アセットアロケーションは、資産管理の中でも最も基本的な手法です。たとえば、1社の株だけ持っていると、万が一その会社が倒産した場合、大きな損害を被ります。しかし、その株を買う資金を減らして、その分を複数の企業の株に充てることで、株価暴落などのリスクを低減することができ、尚且つリターンを効率的に享受することができるのです。

 

アセットファイナンスは「資金調達の方法」

アセットファイナンスは「資金調達の方法」を指します。具体的には、株式や債券、不動産、知的財産権などの特定資産が持つ信用に基づいて、その資産から発生する利益を返済原資として、複数の個人・団体から資金調達を行うことを意味します。 アセットファイナンスによって、資金調達手段の幅が広がり、資産を効率的に管理・運用できると言うメリットを享受できます。 尚、社債や株式発行など、資産ではなく企業そのものの信用に基づく資金調達の方法を「コーポレートファイナンス」と呼びます。

アセットシェアリングは「不動産の小口投資」

アセットシェアリングは「不動産の小口投資」を意味します。具体的には、一つの投資対象の物件を細かく分けて、他のオーナーと共有することを指します。 不動産投資には、初期費用が非常に高くつくと言うデメリットがありあす。自己資金だけでは足りず、金融機関から多額の資金を借り入れる場合もあります。 一方、アセットシェアリングならば、多額の借金をしてまで投資する必要はありません。他のオーナーと小額の資金を出し合うことによって、不動産投資を低リスクで始めることができるのです。