アプローチの意味や使い方などを例文とともに解説します!

アプローチとは

(画像:Unsplash

今回は日常的によく耳にする「アプローチ」について解説します。「アプローチ」は見てわかる通りカタカナの言葉で、英語の「approach」に由来します。「アプローチ」と「approach」という2つの言葉の意味、さらに類語なども解説していきます。 まずは「アプローチ」の基本的な知識を正しく理解しましょう。

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アプローチの基本の意味は「接近、仕掛ける」

「アプローチ」の意味は「接近」「仕掛ける」「近付く」が基本です。「アプローチする」というような表現で用いられることが多く、目的のために人と親しくなろうとすることを指します。 学問や研究などであれば「対象に接近すること」「研究法」を指し、建築であれば「道路などから建物までの通路」のことを指します。 こうした意味からビジネスの場合は、販売員やセールスマンが顧客に声を掛けるなどして商品を売り込む機会を作るまでの過程を言います。売り手にとって「売る」ことが最終目的だとしたら、そのセールストークを始めるまでの道のりです。

 

アプローチは英語の「approach」に由来

「アプローチ」という言葉は英語の「approach」から来ています。読み方もそのまま「アプローチ」で、音節は「アプ」「ローチ」の2つに分かれ「ロ」を一番強く発音します。 「approach」の主な意味は、場所的・時間的な意味で何かに「近付く」というものと、性質の状態や数量という意味で「近付く」というものがあります。またこれらはビジネスに向いていますが「話を持ちかける」「交渉を始める」という意味も持っています。

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アプローチの類語は「働きかける、モーションをかける、近づく」

「アプローチ」の類語には「働きかける」「モーションをかける」「近づく」などがあります。 「働きかける」は、自分の主張などが通るように相手や物事に干渉し、ある事柄を行うように促すことを言います。単純にお願いすることも意味します。 「モーションをかける」は、人に対して働きかけを行うことを言います。特に異性に対して積極的に誘ったり、言い寄ったりすることを意味することが多いです。 「近づく」は距離や時期的なものなどが迫ることを指しますが、「アプローチ」の類語としては他者との関係を近づけようとすることを指します。

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アプローチの様々な使い方

ここまで「アプローチ」の基本的な意味を説明しました。 この先は「アプローチ」という言葉を、実際に使用する場面別に分けて例文を用いながら解説していきます。今回はビジネス、スポーツ、恋愛という3つのシーンでの「アプローチ」の使い方を紹介します。正しく理解して状況にあった使い方が出来るようにしましょう。

ビジネスでの使い方

ビジネスでは主に営業や販売、交渉の場面で使われ、購買意欲を持たせて売上に繋げる取り組みのことを指します。特に初めて接触する場合は「ファーストアプローチ」と言います。 ・取引先の購買部長にアプローチして、新しい商品を買ってもらおう。 ・今時電話は嫌がる顧客もいる為、まずはメールで少しずつアプローチしていきます。 ・入会に繋がるかどうかは、スタッフのファーストアプローチにかかっている。 例文のようにビジネスでの「アプローチ」とは、「売りたい相手に対して近づく」ということを意味して使います。

 

ゴルフなどのスポーツでの使い方

スポーツでは主に、選手自身やボールなどが目標に近付くように働きかけることを言います。 ・グリーン周りの短いアプローチショットが苦手だ。 ・アプローチのリズムが乱れている。 ・アプローチショットからのネットプレーを狙おう。 1つめはゴルフで使う例で、グリーン近くなどからピンに近づけるショットを指します。2つめは陸上やスキージャンプなどで使用される、スタートから踏切りまでの間やその助走区間のことを言います。3つめはテニスの例文で、ネット近くでプレーをしたい時、それに繋げるために打つショットのことを言います。

恋愛での使い方

最後に恋愛における「アプローチ」についてです。意中の異性に近付くために行う行為を言い、積極的なアプローチやひっそりとしたアプローチなどやり方に決まりはありません。 ・彼女の連絡先は知らないから、手紙でアプローチしてみよう。 ・女性はさりげないアプローチが好きだよ。 ・彼はモテるからもっと積極的にアプローチした方がいいよ。 最終的にお付き合いをしたい、結婚したいなどという目標のために相手に近づくこと全般が「アプローチ」です。自分の想いを表現したり自分を好きになってもらうために行う行為のことを指します。