アパマン爆発から1年。元店長の書類送検などの動きが見られたアパマン爆発を今振り返る。

 

1分でわかるアパマン爆発

1分でわかるアパマン爆発

  • 2018年札幌で起こったガス爆発事故
  • 原因は大量の消臭スプレーで52人が重軽傷
  • 2019年に元店長が書類送検

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アパマン爆発の原因

(画像:写真AC

2018年9月北海道を襲った地震の落ち込みから元気をとり戻しかけていた12月16日の夜に事故は起きました。 アパマンが入っていた2階建てのビルは崩壊、向かいのビルも爆風の被害を受け52人もの重軽傷者を出した爆破事故はなぜ起きたのでしょうか。1年経過してもなお大きな爪痕を残しているアパマン爆発の原因について探っていきます。

 

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物件の清掃、消臭用のスプレー缶が大量に保管されていた

不動産業界ではアパートやマンションの賃貸物件をお客さんに貸す際、入居前に物件の清掃や消臭が行われています。 アパマンショップではスタッフが専用のスプレーを各部屋に噴霧するという方法で部屋の消臭をしていました。爆発事故が起こった平岸駅前店にはこの専用スプレーが未使用のまま保管されていたのです。 爆発後の捜査員の調べでアパマンショップ平岸駅前店から240本もの大量のスプレー缶が発見されています。

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アパマンショップ平岸駅前店にて消臭スプレーの処理をおこなっていた

アパマンショップ平岸駅前店は爆発事故の2日後に店舗改装を控えていたので不要品の処分が進められていました。その一環として紹介物件の清掃や消臭のために使用するための消臭スプレー缶の処分をしています。 スプレーを噴射し空にするという方法で処理され、昼頃は屋外で廃棄作業をしていたものの通行人に見られたとの理由で室内に移動し作業が続けられました。 窓も開けず換気されない密閉された部屋で120本もの未使用のスプレー缶の廃棄が行われていました。