羊頭狗肉(ようとうくにく)の意味や由来を解説!例文を踏まえ使い方も紹介!

 

羊頭狗肉の読み方は「ようとうくにく」

(画像:Unsplash

「羊頭狗肉」ということわざを、知らない人は案外多いかもしれません。ビジネスシーンでの使い方に注意が必要な「羊頭狗肉」の読み方は、「ようとうくにく」です。 「羊」「頭」「狗」「肉」の4文字で構成されており、文字により音読みと訓読みに分かれます。「羊」「頭」「狗」は音読み、「肉」は訓読みします。

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羊頭狗肉の意味と由来

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「羊頭狗肉」は日常生活で使える四字熟語なのですが、漢字だけを見ると意味をイメージしにくいことでしょう。それはの四字熟語の由来とも関係しています。 ここでは「羊頭狗肉」の正しい意味と由来について説明します。意味を理解して、日常生活で使ってみてください。

 

羊頭狗肉の意味は「見かけと実質とが一致しないことの例え」

「羊頭狗肉」は「立派な見かけをしているが、実際の中身は伴っていないこと」を意味します。簡単に言うと、「見掛け倒し」ということです。 「羊頭狗肉」は「見かけだけを飾り立て内実をごまかす」「見かけの立派さと実質が一致していない」ことを例える表現です。日常生活においても、ネガティブな感情を持った時に使う四字熟語です。

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羊頭狗肉の由来は故事から

「羊頭狗肉」は中国宋時代の故事成語である、禅書「無関門」が由来です。 ・無門曰、黄面瞿曇、傍若無人。壓良爲賤、懸羊頭賣狗肉。 (無門は言いました。「金色のお釈迦様は独りよがりです。善良な人を連れ出し奴隷にするかと思えば、羊肉だと偽って犬の肉を売っています。) この故事成語にある「懸羊頭賣狗肉」という一節を省略した「羊頭狗肉」が、四字熟語として残ったのです。