夜郎自大(やろうじだい)の意味や類語など解説!由来は史記から

 

夜郎自大(やろうじだい)の意味や由来

(画像:Unsplash

「夜郎自大(やろうじだい)」という四字熟語は、なじみのない人も多いことでしょう。しかし正しい意味を知ると、きっと使ってみたくなるはずです。 ここでは「夜郎自大」という四字熟語の意味と、その由来について説明します。「野郎自大」と間違う人も多いので、きちんと覚えておいてください。

スポンサーリンク

夜郎自大の意味は「力量を知らず仲間内で威張っているさま」

「夜郎自大」は「自分の力量を知らずに、仲間内で威張っている様子」を意味しています。「自分の力をわきまえず、大きな顔をしている」と揶揄(やゆ)する表現です。 「夜郎自大」は「夜郎」「自大」という2つの熟語で成り立っています。「夜郎」は中国が漢時代だったころにあった、国の名前です。そして「自大」には、「尊大にかまえる」「誇り高ぶる」という意味があります。

 

夜郎自大の由来は「史記 西南夷伝」

「夜郎自大」は中国戦国時代に書かれた、「史記 西南夷伝」が語源です。 ・滇王與漢使者言曰 漢孰與我大 及夜郎侯亦然 (滇王は漢の使者に「漢と我が国とどちらが大きいのか」と訊(たず)ねました。夜郎の王が漢の使者に会った時にも同じ質問をしました。) これは「夜郎の王は漢が大国であると知らなかったので、世の中で一番自分が偉いと勘違いした」という逸話から生まれた四字熟語です。

スポンサーリンク

夜郎自大の使い方・例文

(画像:Unsplash

「夜郎自大」は「狭い世界で自分の力量を知らない」「力もないのにふるまいが尊大である」という、人に対して使われることが多い言葉です。 ここでは「夜郎自大」をそのまま使う表現と、「夜郎自大な人」という場合について例文を交えながら紹介します。