蟷螂の斧の読み方は「とうろうのおの」
(画像:Unsplash)
「蟷螂の斧」は「とうろうのおの」と読むことができます。 注意しなくていけないのは「蟷螂」の読み方です。「蟷螂」を「かまきり」と読んでしまうミスが見られます。「とうろう」と音読みしましょう。 また、「蟷螂」のアクセントの位置にも気を付ける必要があります。「蟷螂」の「螂」を強く読むようにしましょう。
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蟷螂の斧の意味や由来
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「蟷螂の斧」という言葉自体は耳にしたことがあっても、意味は知らないという方は少なくありません。 以下では、具体的に「蟷螂の斧」がどのような意味を持つのか、どんな由来があるのかについて解説していきますので、しっかりと学習しましょう。
蟷螂の斧の意味は「はかない抵抗の例え」
「蟷螂の斧」の意味は「はかない抵抗の例え」です。 「蟷螂」は昆虫のかまきりのことです。かまきりと言えば、斧のような前脚を使って獲物を狩ることで有名ですが、人間のような自分より遥かに大きな生物の前ではまったくの無力です。 こうしたことから、「自分の無力を顧みずかないそうにない強い相手に立ち向かうこと」を「蟷螂の斧」と例えるようになりました。
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蟷螂の斧の由来は「漢詩外伝」から
「蟷螂の斧」は「漢詩外伝」という古代中国の本が由来となっています。 「漢詩外伝」の中には、かまきりが自分より遥かに大きな馬車の車輪を攻撃しているのは何故かと問う王様に対して、部下が「かまきりは自分の力量を知らずに相手を攻撃する」と答える場面があります。 この逸話から、「蟷螂の斧」は「力量を知らずに相手にはかない抵抗をする」と意味として使われるようになりました。