「嘆息」（たんそく）の要点
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意味：「嘆いてため息をつくこと」
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例文：「急激な売上の悪化に思わず嘆息を漏らしていた。」
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類語：「ため息」「吐息」
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英語：「a sigh」
嘆息の読み方は「たんそく」
嘆息の読み方（画像：Unsplash）
「嘆息」は「たんそく」と読む言葉ですが、日常的に頻繁に使う言葉ではないので、読み方や意味が分からない方も多いと思います。しかし後述するように意味は簡単ですぐに使えるようになれるので、ぜひこの記事を通して意味や使い方を覚えてください。 また、「喘息（ぜんそく）」という言葉と誤用されることが多いですが、「喘息」は急な発作で呼吸困難になってしまう病気のことなので全く意味が異なります。
嘆息の意味は「嘆いてため息をつくこと」
（画像：Unsplash）
「嘆息」の意味は「嘆いて（なげいて）ため息をつくこと」です。この漢字は「嘆」と「息」の2つの漢字に分けられますが、「嘆」の「悲しみを感じる」「悲しみを感じて泣く」という意味を考えれば、「嘆息」の意味も分かります。 一般的には上記の意味で使われますが、時々「感嘆（＝感心）してため息をつく」というポジティブな意味で使われることもあるので、どちらの意味で使われているかは文脈判断が必要です。
嘆息の使い方・例文
嘆息の使い方・例文（画像：Unsplash）
「嘆息」には「嘆いてため息をつく」「感心してため息をつく」という2つの意味がありました。 この見出しでは、先に紹介した「嘆息」の意味を踏まえて実際の使い方を紹介します。例文も交えて紹介していきますので、意味が通るかを確認しながら読み進めてみてください。
例文①嘆息を漏らす
1つ目の例文は「嘆息を漏らす」という表現で使う場合の例文です。
例文
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急激な売上の悪化に思わず嘆息を漏らしていた。
「嘆息を漏らす」とは「嘆いてため息をしてしまう」という意味で、「嘆息」の意味が分かっていれば使える表現です。ただし「漏らす」という言葉を使うことによって、「本人の意図に反して」というニュアンスが加わります。そのため「嘆いて思わずため息をしてしまった」がより厳密な意味になります。
例文②嘆息する
2つ目の例文は「嘆息する」という表現で使う場合の例文です。
例文
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思い通りにいかない状況でいちいち嘆息していてはキリがない。
「嘆息する」の意味は「嘆いてため息をつく」なので、動詞として「嘆息」を使う場合の表現です。例文では「思い通りにいかないという嘆きたくなる状況でため息をつく」という内容になっています。 先述の通り「喘息（ぜんそく）する」と誤用してしまうことが無いように、どんな意味を表現しようとしているのかと、使われる漢字を確認しましょう。
ため息・吐息との違い
ため息・吐息との違い（画像：Unsplash）
ここからは「ため息」「吐息」という2つの熟語と「嘆息」の違いについて説明していきます。 それぞれの言葉は全て言葉のニュアンスが違い、明確に区別しておく必要があります。どの言葉をどのような意味で使えばいいかをしっかりと確認してください。
嘆息とため息の違い
「嘆息」と「ため息」の違いは、「嘆く」というニュアンスがあるかどうかです。 「嘆息」は先述の通り「嘆いて溜息をつくこと」という意味でした。 一方で「ため息」は「思わず出る大きな息」という意味で「嘆く」というニュアンスは含まれません。「ため息」を使う場合は「嘆く」の他に「感動する」「落胆する」「悲しむ」など様々な感情が考えられるので、用途がより幅広いのは「ため息」の方になります。
吐息とため息の違い
「嘆息」と「吐息」の違いは、「気の緩み」というニュアンスがあるかどうかです。 「嘆息」は先述の通り「嘆いて溜息をつくこと」という意味でした。 「吐息」とは「気持ちが緩んだ時に吐く息」という意味なので、「ため息」と同様に「嘆く」というニュアンスは含まれません。「吐息」を使う場合は、仕事中に休憩に入る時や緊迫した状況が収まった時などにつく息です。嘆いたり落胆しているニュアンスはありません。
嘆息の英語は「a sigh」
sigh（画像：Unsplash）
「嘆息」は英語で「a sigh」となります。読み方は「サイ」です。
「sigh」は「ため息（をつく）」という意味で、動詞や名詞として使われます。「嘆いて」を明確に表現したい時は「with regret」を使いましょう。
まとめ
まとめ（画像：Unsplash）
「嘆息」は「嘆いてため息をつく」「感嘆してため息をつく」という2つの意味がありましたが、どちらの意味で使われているかは文脈から判断しましょう。 また、「嘆く」という意味を含まずに「深く息をつく」と表現したい場合は、単純に「ため息」を使った方が、あらゆる場面で使えるので、簡単に使うことが出来ます。
