武田薬品がアリナミンなど扱う子会社を売却
1分で分かるニュースの要点
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武田薬品が武田コンシューマーヘルスケアを売却
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米ファンド・ブラックストーンへ2420億円で売却
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背景には2019年のシャイアー買収による負債増
武田薬品が大衆薬事業を手掛ける武田コンシューマーヘルスケアを米ファンド・ブラックストーンへ2420億円で売却したことがあきらかになりました。武田薬品は2019年のシャイアー買収の際に財務健全性が悪化しており、武田薬品は資産売却の方針を掲げていました。
昭和電工が日立化成を約9600億円でTOB。業績への影響や目的とは?2019年12月18日、日立製作所は子会社である日立化成を昭和電工に売却すると発表しました。昭和電工は同社の完全子会社のHCホールディングスを通し2020年2月頃から公開買い付けを開始する予定です。 買い付け価格は1株当たり4,630円、総額は約9600億円で買付予定数の下限は持ち株比率の66.67%としています。
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大衆薬事業を行う武田コンシューマーヘルスケア
武田薬品が売却を決めた武田コンシューマーヘルスケアは武田薬品グループ内では大衆薬を主に担ってきた会社です。 武田コンシューマーヘルスケアはビタミン剤の「アリナミン」や風邪薬の「ベンザブロック」といった日本を代表する大衆医薬品を生み出してきました。 武田薬品はこの大衆薬品事業を売却し、医療用医薬品事業に経営資源を集中させると見られています。
米ファンド・ブラックストーンへ2,500億円程度で売却
武田コンシューマーヘルスケアの売却先はアメリカのファンド・ブラックストーンとなる見込みです。 ブラックストーンはこれまで都心部のビルや不動産を主に投資先として選択してきましたが、2018年から日本企業への投資を本格化させ、2019年には鎮痛剤「カロナール」などを主力とするあゆみ製薬を1,000億円で買収しています。 今回の武田コンシューマーヘルスケアの売却額については2,500億円程度になると見られています。
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売却の背景には買収による負債か?
この売却の背景には2019年に武田薬品がシャイアーを買収した際の負債があります。買収によって多額の負債を抱えた武田薬品は1兆円規模の資産売却方針を掲げていました。この売却によって、目標額に達するものと見られています。