新型コロナウイルス等の影響でコメ兵が業績を下方修正
1分でわかるニュースの要点
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新型コロナウイルスの影響でコメ兵が業績悪化
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中国人の観光客減少が要因
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観光以外でも多くの業界への影響が懸念
医師が新型コロナウイルスに感染。受診者も感染し感染拡大の懸念。和歌山県において医師がコロナウイルスに感染していた問題で、新たに3名の感染が発覚しました。感染が発覚したのは湯浅町を拠点とする「済生会有田病院」です。ここでは先に2名の感染が公表されていましたが、直接的な接触は一切なかったため院内感染ではないとの判断でした。しかし3名の感染で院内感染は確定的であり、恐れていた事態がいよいよ訪れたといえます。
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コメ兵業績悪化の原因
コメ兵は愛知県名古屋市に本社・本店を置く日本最大級のリサイクルショップを経営していますがここにきて業績の悪化が表面化しています。 悪化の原因には新型コロナウィルス感染拡大の影響が指摘されています。
主要事業のブランド品販売の新型コロナウイルスの影響
コメ兵は2020年3月期の業績予想を下方修正すると発表しました。主な理由は新型コロナウィルスの感染拡大によるブランド品販売事業の業績悪化です。 コメ兵は中国人観光客のインバウンド消費に支えられ、2010年代にブランド品販売で業績を拡大しました。全国に店舗を展開し2016年には一時41店舗を運営していました。 しかしながら新型コロナウィルスの感染拡大によって中国人を中心とする訪日客の減少が続いており、2月に入って訪日外国人による店頭売上げは前年比2割減となっており、3月も同様な傾向が続くと予想されています。
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新規店舗オープンに伴う費用
中国人観光客によるいわゆる「爆買い」ブームが去り、訪日外国人によるインバウンド消費の低迷によって2017年以降コメ兵は店舗展開を縮小する方向で見直さざるを得なくなりました。 ここにきてかつての新規店舗オープンに伴う費用が重くのしかかってきており、2020年3月期の決算で純利益は前年比96.0%減となる見込みです。 ここまでの落ち込みはリーマンショック時を上回るものとなりそうで、新型コロナウィルスだけの影響ではありません。
いきなりステーキの業績悪化が深刻。主な要因は人件費高騰や店舗間での競合か。「いきなりステーキ」を運営する株式会社ペッパーフードサービスは、2019年11月14日に2019年12月期通期の業績予想を下方修正すると正式に発表しました。 計画では営業利益20.12億円の黒字を見込んでいましたが、7.31億円の赤字に下方修正しました。いきなりステーキと同社ブランド同士の競合が原因で、いきなりステーキは44店舗を閉店します。