暫く(しばらく)の意味や使い方とは?姑くや須臾との違いも解説!

暫くの読み方は「しばらく」

暫くの読み方

暫くの読み方(画像:Unsplash

「暫く」は「しばらく」と読む漢字です。この言葉は非常に頻繁に使う言葉ですが、いろんな類義語が存在し、それらと明確に区別して使えるようになる必要があります。 この記事では「暫く」の様々な意味や英語表現を、例文とともに紹介していきます。日常的に使う言葉なので、今一度正しい使い方を確認しておきましょう。

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姑くや須臾との違い

姑くや須臾との違い

姑くや須臾との違い(画像:Unsplash

「暫く」の類義語に「姑く(しばらく)」「須臾(しゅゆ)」がありますが、これらの言葉は「暫く」とどの意味が似ているのかを理解する必要があります。 「暫く」には「少しの間・一瞬・一旦」「当分」「長い間」という3つの意味がありますが、「姑く」の場合は「少しの間・一瞬・一旦」と同じ意味になります。 一方で「須臾」は「少しの間・一瞬・一旦」と「長い間」の2つの意味があります。

 

暫くの意味①「少しの間」

少しの間

少しの間(画像:Unsplash

ここからは、先程少し紹介した「暫く」の、「少しの間・一瞬・一旦」「当分」「長い間」という3つの意味についてそれぞれ紹介していきます。 まずは「少しの間・一瞬・一旦」について、例文と英語表現を交えて紹介していきます。例文は「少しの間・一瞬・一旦」の意味が通るか確認しながら読んでみてください。

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「少しの間」の例文

まずは「少しの間・一瞬・一旦」という意味の場合の例文を紹介します。 ・こちらの席に座って、暫くお待ち下さい。 例文では「少しの間」という意味で使われています。この例文では、病院や飲食店などの順番待ちや面接試験会場などで耳にする言葉ですが、この場合には「少しの間お待ち下さい」という意味になっています。例文のような言葉をかけられた時は「少しの間」と理解するようにしましょう。

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英語は「for a while」「for a moment」

「少しの間」は英語で「for a while」「for a moment」となります。 ・There are two people, so please wait for a while. (2人おりますので、暫くお待ち下さい。) 「while」は「〜の間」、「moment」は「少しの間」という意味の単語で、「a」は「1つの」という意味があるので、「少しの間」という訳になります。

暫くの意味②「当分」

当分

当分(画像:Unsplash

次は「当分」という意味の場合の「暫く」の紹介です。「当分」とは「現時点からある程度の期間」という意味で、「少しの間」と「長い間」の中間の長さを意味します。その具体的な時間は人によりますが、目安としては数日〜数週間のことを想定していることが多いです。 こちらも例文と英語表現を紹介します。

 

「当分」の例文

まずは、「当分」という意味の場合の例文を紹介します。 ・暫くの間は、会議で決定した方法で進めてみてください。 例文では「当分」という意味で使われています。つまりこの例文では、数日〜数週間のうちは会議で決定した戦略や方法に従って仕事を進めてほしいということが表現されています。「少しの間」という意味で意味が通らない場合は、「当分」という意味で使われていないかを確認してみましょう。

英語は「for the time being」

「当分」は英語で「for the time being」となります。 ・There will be no problem for the time being. (当分は、問題ないだろう。) 「for 」は「〜の間」という前置詞、「being」は「(存在している)間」という現在分詞なので、「for the time being」は直訳すると「時間(的な余裕)がある間は」となります。