切磋琢磨(せっさたくま)の意味や使い方を解説!類語や英語表現も紹介!

 

切磋琢磨の読み方は(せっさたくま)

切磋琢磨の読み方

切磋琢磨の読み方(画像:Unsplash

「切磋琢磨」は「せっさたくま」と読みます。 日常会話でも耳にすることが多く使用頻度も比較的多い言葉なので、音として覚えている人も多いと思います。「磋」「琢」はなかなか使うことはありませんが、書き方も簡単なので読み方も一緒に覚えておきましょう。

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切磋琢磨の意味①「人と励ましたい競いあって向上すること」

切磋琢磨の意味

切磋琢磨の意味(画像:Unsplash

「切磋琢磨」には2つ意味がありますが、まずは「人と励ましたり競いあって向上すること」という、一般的に広く使われている意味を紹介します。 「切磋」は「努力を積み重ねること」、「琢磨」は「玉などをといで磨くこと」という意味です。2つの意味を合わせて「努力を積み重ねて技術を磨く」という意味になりますが、「切磋琢磨」という場合は「励まし合う」「競い合う」という意味が加わります。

 

使い方①切磋琢磨する

ここからは1つ目の意味で「切磋琢磨」を使う場合の例文を紹介します。1つ目の例文では「切磋琢磨する」という表現を紹介します。 ・学年問わず全員で切磋琢磨することで、全国大会に出場できた。 「切磋琢磨」には「仲間と励まし合う」というニュアンスが含まれているので、「切磋琢磨し合う」と言うと二重表現になってしまうので使う時は注意しましょう。例文でも競い合って協力してきた様子が表現されています。

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使い方②仕事・ビジネスシーン

2つ目の例文ではビジネスシーンでの「切磋琢磨」の使い方を紹介します。 ・毎週営業部のメンバーで、新規契約数の確認と改善点の共有をするなど切磋琢磨してきた。 「切磋琢磨」は「励まし合ったり競い合って向上する」という意味でした。例文も毎週契約数を競い合いながらも、それぞれのメンバーの営業方法の改善点を出し合うなどして、協力してきたことが表現されています。

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切磋琢磨の意味②「学問・道徳・技術などを磨きあげること」

切磋琢磨の意味

切磋琢磨の意味(画像:Unsplash

「切磋琢磨」には、あまり知られていない「学問・道徳・技術などを磨きあげること」という意味もあります。1つ目の意味は「人と励まし合い競いあって向上すること」という意味だったので使い分けが必要です。 1つ目の意味では自分以外のチームメイトなどと一緒に「協力する」というニュアンスが明確に込められていましたが、ここで紹介する2つ目の意味では「協力」というニュアンスは全くないことに注意しましょう。

使い方①「切磋琢磨してきた」

ここでも2つの例文を通して、「学問・道徳・技術などを磨きあげること」という意味での使い方を紹介します。まずは「切磋琢磨してきた」という使い方を紹介します。 ・大学の4年間、経営学について切磋琢磨してきました。 「切磋琢磨」してきたという場合は、「過去に時間をかけて学問・道徳・技術を磨き上げて来た」という意味になります。例文でも大学生活の4年間を経営学の勉強に当てて来たことが表現されています。

 

使い方②「ビジネスシーン」

こちらも2つ目の例文で、ビジネスシーンでの使い方を紹介します。 ・5年間実務経験を通して、マーケティングの知識とスキル習得に切磋琢磨してきました。 この例文では、会社の研修や独学で知識の習得をすると共に、会社の実務を通してマーケティングの技術を向上させてきたことが表現されています。ここで紹介している意味では、誰かと協力しているニュアンスが含まれていないことに注意しておきましょう。

切磋琢磨の語源・由来や本来の意味

切磋琢磨の語源・由来や本来の意味

切磋琢磨の語源・由来や本来の意味(画像:Unsplash

次は「切磋琢磨」という言葉がどのようにして成り立ったのかを紹介します。 語源や由来は「切磋琢磨」という言葉の意味の理解を深めますので、この見出しもしっかりと確認しておきましょう。また、前の見出しで紹介した意味で使われる前の、元の意味についても紹介します。