清廉(せいれん)の意味や類語を紹介!四字熟語の清廉潔白(せいれんけっぱく)の意味や例文なども解説!

 

清廉(せいれん)とは

清廉

清廉(画像:Unsplash

「清廉」は、あまり日常的に使われる言葉ではありません。しかし、口語的ではないにしろ文章中ではしばしば見受けられる単語です。 「清廉」の正しい読み方や意味を改めて確認しておくことで、勘違いしたり間違えてしまったりしたままにならないようにしましょう。

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清廉の読み方は(せいれん)

「清廉」の読み方は「せいれん」です。 「清」という字は難しくないため、読み方に迷うこともないでしょう。「廉」は少し読み方が難しいので、「れん」と読むということを意識しておいてください。 「兼」という字が入っていますが、「けん」と読まないように注意しましょう。「廉」は「清廉」の他にも、安く売ることを意味する「廉価」(れんか)といった単語でも使われます。

 

清廉の意味は「心に汚れがなく綺麗」

「清廉」は、「心が汚れがなく綺麗であること」という意味です。 「心がまっさらで私欲がない」という意味があるのが「清廉」という言葉です。私欲というのは、自分のためだけに何かをしたいと考える心を意味します。 このことからもわかる通り、「清廉」は心が美しく、凛としてお、澄み切っているということを意味しています。我欲のために行動するということとは正反対であると考えるべきでしょう。

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清廉(せいれん)の使い方と例文

清廉

清廉(画像:Unsplash

「清廉」は使い方が難しい言葉です。そのため、例文を通して使い方をおさえておきましょう。 「清廉」という言葉を単体で使う時に、すぐにイメージが湧くという人はあまりいないでしょう。これを機に、「清廉」が主にどのような使われ方をするのかを知って口語でも文章でも使いこなせるようにしてください。

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例文①清廉なる

「清廉なる」を使った例文をご紹介します。 ・私は当時彼女に清廉なる恋心を抱いていた。 これは、「恋心」を修飾するために「清廉なる」という表現を使った文です。「清廉なる」という言い回しは、口語的ではないためほとんど口にされることはありません。ですが、文章においては度々見受けられる表現です。「清廉なる」という言い回しをすることで、かしこまった雰囲気を作ることができます。

例文②清廉な空気

「清廉な空気」を使った例文をご紹介します。 ・その渓谷には清廉な空気が流れており、私は心地よさを感じた。 「清廉」は、心が綺麗であることを表すことから派生して、何かが美しいことや澄み渡っていることも意味します。その中でも、特に空気のように美しさを表現しやすいものは「清廉」と組み合わせて使われることが多いため、覚えておきましょう。「清廉」を使って修飾することによって、対象物をより美しく表現できます。

 

例文③清廉さ

「清廉さ」を使った例文をご紹介します。 ・その人は清廉さが際立つワンピースを着ていた。 この例文は「その人」が清廉であることを前提とした文です。「几帳面さ」や「清潔さ」となどに対して、「清廉さ」という言い回しがたびたび使われます。この例文においても、その人が持つ清廉な部分がとても目立っているということを表すために「清廉さ」という表現が使われていると考えてください。

例文④清廉性

「清廉性」を使った例文をご紹介します。 ・彼は清廉性を持った素晴らしい人間だ。 「清廉性」とは、「人間性」のように「清廉」を性質として捉えた場合の言葉です。この例文においても「清廉」を「清廉性」と表現することによって、彼が「清廉」な性質を持つ人であるということを端的に表しています。「清廉」という言葉を使いたいけれど使いづらい時には「清廉性」という言い方もあることを覚えておきましょう。